太陽光発電のセールスマンが来たので、屋根色に合わせたカラーモデルが欲しいといったら、
変な顔をされた。

うちは最近はやりのスパニッシュ風で、屋根は赤1色と茶色2色の3色乱張り瓦屋根。
セールスマン氏が持っていた資料にも、同様の家の施工例がたくさん載っていた。
どれも残念な外観になっていた。
赤系統の屋根に、カクカクした黒いパネルがベタベタ貼られて、おまけにパネル枠の銀色がテカって、
なんていうかぶち壊し。
たぶんどの家も、それなりに悩んで選んだ屋根色だったと思うのですが。

今は性能だったり、コストメリットにばかり目が行きがちだけど、
そこの競争がある水準までいったら、次はデザインだと思っているんだけど、
そういう需要ってないのかな。

発電部材の色は、発電効率を高めるために、あの色しかないのかもしれないけど、
「入射光は100%取り入れられて発電効率を落とさず、かつ、
 反射光を偏光させて見かけの色を変えられるフィルター」
とかできないもんでしょうか。

10年くらいしたら、そういう製品も出てきやしないかと期待してるんだけど。

今の太陽光発電パネルは、色の選択ができないので、
設計士はじめ、住宅関係者には面白くない商品だと思えます。
違和感なく設置しようと思ったら、最初から黒とか濃い色の屋根しか選べない。

赤一色でもいいから、黒じゃないパネルがあれば、今でも入れたい。