LG社、太陽電池モジュール製造の合弁設立計画を撤回(2008/11/10)
http://eetimes.jp/article/22526/

韓国LG Electronics社は、太陽光発電システムを手掛けるドイツConergy社と太陽電池モジュールを
製造する合弁会社を設立することで話し合いを進めていた。しかし、LG社は2008年11月6日、この
計画を撤回すると発表した。撤回の理由としてLG社は、経済情勢の悪化とそれによる同社の戦略方針
の変更を挙げている。

 Conergy社とLG社は2008年9月、ドイツのフランクフルト・アン・デル・オーデルにあるConergy社
の太陽電池モジュール製造工場を共同運営することで覚書を結んだと発表している。当初の計画では、
LG社がこの合弁会社の株式の大半を保有することになっていた。

 LG社は、合弁会社設立に向けた話し合いには打ち切るが、「Conergy社との提携には現在もなお関心
がある」と述べている。一方、Conergy社のCEO(最高経営責任者)を務めるDieter Ammer氏は、「LG社
は今回、合弁会社設立の撤回という決断を下したにもかかわらず、引き続き当社との提携関係に興味を
示していることは、当社にとって喜ばしいことだ」としている。