LED照明時代の幕開け 導入加速する次世代照明の実力
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/report/146/01.shtml
(以下一部抜粋)
独自開発のLED照明を投入するJR東日本
 スケールメリットを生かして、大規模なLED照明の導入を進めているのがJR東日本グループだ。
JR東日本では、「駅・オフィスにおける使用エネルギーを、2010年までの3年間で4.5%削減
(2006年度比)」という目標の一環として、手始めに、山手線・目白駅と中央線・市ヶ谷駅において、
駅構内やホームの照明、また駅名や列車の行き先を表示する案内掲示器にLEDを導入する。

40万本の交換でCO2の大幅削減ねらう
 ジェイアール東日本ビルテックでは、これまでのLED照明の開発状況を第1ステップとしている。
この後の第2ステップでは、現在62%という直管型LEDの力率(有効に使用された電力の割合を表す数値、
蛍光灯は90%程度)を85%まで引き上げること、さらに5月ごろがメドの第3ステップでは、蛍光灯と
同等の照度を持つ製品を開発し、オフィスでも違和感なく使えるLED照明を製品化したいとしている。

導入を加速させる「改正省エネ法」
 全国に約8600店舗をチェーン展開するコンビニエンスストア大手のローソンは、今年の3月以降、
新規に出店する全店舗の看板や店内の照明器具にLEDを導入する準備を進めている。
「改正省エネ法」が、今年4月から施行される。現行法では、一定規模以上の大規模工場や事業所だけに
エネルギー管理義務を課していたが、この改正では新たに、コンビニエンスストアや飲食店、小売店など
のフランチャイズチェーンも規制対象となるため、チェーン全体として省エネルギーを進める必要に迫ら
れている。ローソンの取り組みはその一環。

100倍の出荷を見込む山田照明
「この数年でLEDの発光効率が急速に向上し、昨年ごろから蛍光灯に匹敵する100ルーメン/Wに追いつ
いたことが大きな転換点。全体を照らす蛍光灯と指向性の高いLEDを比較すると、発光効率が同じならば、
実質的にはLEDのほうが照明としての性能は高い。もはや、蛍光灯を抜いたといっても過言ではない」。