>>123の続き

『村のエネルギー工房』

 エコテックは「『村のエネルギー工房』『街の環境屋』をめざそう!」を合言葉にしているという。
その言い方には、化石燃料・原子力発電中心の大規模集中型エネルギー体系から再生可能な自然エネ
ルギーを軸とした小規模分散型のエネルギー体系への転換を足元から始めようという想いが込められ
ている。隣の電気屋さんでも管理できるような等身大のエネルギー源であれば私たち市民にもコント
ロールが可能だ。幸い自然エネルギーはどこにでもあり、手軽に扱え、小規模で、しかも再生可能な
エネルギー源である。自然エネルギーの普及をまず市民レベルから始めようという考え方だ。 

 自然エネルギーには太陽、風、水、バイオマス(生物的資源)などがある。エコテックが具体的に
扱っているのは、太陽光発電、太陽熱温水器、風力発電、揚水風車、マイクロ水力発電、雨水利用シ
ステム、木質ペレットストーブなどである。 
 それらの事業の中で最も基幹的な事業は太陽光発電である。しかも、ここ数年増えているのは事業
所向けだという。住宅用の補助金は2005年度で一旦打ち切りとなったが、事業所向けには約半額の補
助金が出る制度があるためだ。