「利益より環境への負荷を重視する事業体」株式会社エコテック
http://www.data-max.co.jp/2008/12/post_3977.html

 福岡市天神に九州オフィスを構える(株)エコテックは、太陽光発電システムなど
の自然エネルギー関連機器、太陽熱温水器などの住宅用関連機器などを取り扱っている会社だ。
取扱い商品を見ればどこにでもありそうな会社ではあるが、他の会社とはかなり違っている。
九州オフィスでは若いスタッフの岡優子さんが日常の仕事を切り盛りしている。

利益よりも環境を重視

 岡さんの話によれば、エコテックは、15年前に脱サラしたメンバーが「利益よりは環境への
負荷を重視する事業体」をテーマに立ち上げたとのこと。しかも「ワーカーズコープ」という
事業形態を取った。日本語に訳すと労働者生産協同組合ということになる。いわゆる生協は
消費者が組合員なのだが、ワーカーズコープはそこで働く者が組合員ということになる。 

 エコテックが、ワーカーズコープという働き方にこだわるのは、これまで利潤追求を第1に
運営されてきた企業体を変えたいという思いが強いからだ。つまり、「儲け」を第1に考える
のではなく、「社会的に必要とされているのか」「環境にどれぐらいの負荷をあたえているのか」
という点を発想の根本におき、営利重視ではなく、“社会的な有用性と環境への負荷を重視する
モノづくり”のひとつの事業形態として、ワーカーズコープを選択したということだ。