古賀清掃工場の助燃・灯油代は1億1245万円

「ごみ量が減れば灯油代も減る」と説明

 2009年2月19日、玄界環境組合議会を久しぶりに傍聴してきました。今回は、2009年度当初予算案の審議が主な議題でした。(予算案は反対1、賛成6で可決)

 保守点検費用の増額、助燃代の高騰、有価物の価格低下等を理由に、構成自治体の経常経費分担金がアップ。お金がかかる清掃工場という実態が浮き彫りになりました。

 その中で興味深いやり取りがありました。古賀清掃工場の助燃である灯油についてです。当初予算案では1530kl、1億1245万5千円が計上されています。1リットル単価は70円。キルンへ送る空気の加熱用として多く使われているとのことでした。

 当初の基準では、年間ごみ量53000tで1600klの灯油を使う。これを越したぶんは三井造船の負担という内容とのこと。

 当初予算案ではごみ量を49500tとし、1530klの灯油代を計上しているとのことでした。さらに、ごみ量が減れば灯油も減り、その灯油量を越した分を三井造船に負担させるようにしているとの説明もありました。

 過去、中村市長はわたしの質問に対し、ごみ量が減っても経費が減るのは薬品代くらいと答弁したことがありました。灯油を大量に使うシステムこそ問題ですが、今回の説明では、ごみを減量すれば灯油代が減ると言うことを明らかにしたことに注目しました。

 しかし、保守点検費が大幅に増額しています。2008年度当初予算では1億6千万円でしたが、途中で1億8千万円の増額補正がありました。今回の予算では3億4258万円が計上されています。

 古賀市の3月議会では、古賀市の負担金について真剣に審議しなければなりません。

http://www.asahi-net.or.jp/~NY2K-NM/090219genkai.html