>>35
私は「ぶ」でも無ければ「白」でも無い。
ましてや「ナ」でも無いが位相がずれる説明をします。

単相回路の電圧降下のベクトル図を書きます。
これは簡単ですから直ぐに書けます。
しかし、通常この図は回路定数が片道分しか有りません。
単相2線式ですから回路定数は往復で有ります。

往復の回路定数がある単相回路のベクトル図を書きます。
往路と復路で各々△Vが有ります。
送電端の電圧をV1として受電端の電圧をV2とすると結構変なベクトル図になります。
原点0を基点として復路の△Vが先に書かれます。
△Vの先端に受電端電圧V2を加筆してV2の先端に往路の△Vを足します。
この時V2ベクトルは第一象限に浮いています。
原点と往路の△Vの頂点を結んだ線がV1ベクトルです。
これで往復の線路定数を持った単相回路のベクトル図が書けます。

ここでV1ベクトルですが、実は三相電圧電源Er、Es、EtのEr〜Es間の線間電圧です。
三相電圧電源Er、Es、EtのEr〜Es間の線間電圧、往路の△V、復路の△Vをいっぺんに書きます。
この時中性点のN点は動きません。
(とりあえず動かないとして下さい。)
送電端の相電圧は120度位相のEr、Es、Etですが、受電端のEr'、Es'、Et'がどのように書けるかを考えます。
Er'はN点を基点としてV2ベクトルの先端に至るベクトルになります。
Es'はN点を基点としてV2ベクトルの始点に至るベクトルになります。
Et'はEtと同じで変わりません。
この受電端の3つの相電圧ベクトルの挟み角は120度になりません。
勿論3つのベクトルの大きさも異なります。
この様に受電端では片相の負荷がかかった場合、位相角が120どからずれます。

さてN点が動かない証明ですが、レスを改めます。