■三崎ウインド・パワー:風力発電騒音問題 住民代表ら、風車撤去・移転を要望 /愛媛
10月18日16時2分配信 毎日新聞
<概要>
 ◇伊方町長に要望
 丸紅、四国電力、伊方町による第三セクター「三崎ウインド・パワー」
(伊方町三崎)が営業運転している同町三崎の風力発電機の騒音問題で、
風車の近くに住む灘地区(14戸、35人)とサザエバヤ地区(4戸、9人)
の住民代表2人が17日、伊方町の山下和彦町長に風車の撤去、移転を要望した。

 2人は発起人の礒崎文雄・灘常会長と岩本文三・サザエバヤ常会長。
要望書によると「両地区の中には、風車の音で寝られず、頭痛や耳鳴り
などのいわゆる“風車病”で病院に通院している人が数人いる」とした上で
「できれば1日も早い風車の撤去・移転を切実に要望する」としている。
さらに、低周波測定について、個別でなく、団体説明会を開いてほしい、
と求めている。
 山下町長は「町民の健康管理には配慮したい。町が10%出資しているが
事業主体である事業者が判断すべきで、風車の撤去は無理だが、事業者と
相談して対応したい」と述べた。
 風車は同町串などの尾根約4キロに20基建設され、今年3月20日から営業運転を始めた。開始と同時に住民から騒音苦情があり、現在は民家近くの風車4基の運転を夜間(午後6時〜翌朝の午前8時まで)は中止している。
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