農薬:東郷池のシジミから検出、国の基準の4.2倍 /鳥取
7月19日18時0分配信 毎日新聞

県は18日、大阪市の市場に出荷された湯梨浜町・東郷池のシジミから国の基準の4・2倍の有機リン系農薬「ダイアジノン」が検出されたと発表した。
周囲の農地から流れ込んだとみられる。健康への影響はない濃度だが、東郷湖漁協はシジミ漁の当面の自粛を決めた。
県くらしの安心推進課によると、シジミは先月4日に水揚げされ、大阪市中央卸売市場に出荷された。同市の検査でダイアジノンが0・042ppm(基準0・01ppm)検出され、県に今月17日、通報があった。
ダイアジノンは大豆やナシ、梅などに幅広く利用されている。【小島健志】
7月19日朝刊 最終更新:7月19日18時0分