>>30の続きです。
もし、世の中が供給不足であれば、少しぐらい悪い商品でも仕方ないから
消費者は高値でも買ってくれる。
供給過剰になれば安くて良い商品が先に売れ、それだけで需要が充足して
しまうから、悪くて高い商品は売れない。
安くて良い商品を作るためには、機械化、大量生産。
まぁ、安く良質な商品が増えるのが資本主義の良い点でもあるけれど、
行きすぎれば、供給過剰になって、無茶なコストダウン競争が始まるので、
生産者の労働は過酷になります。

僕たちは、コンピュータが導入されれば、面倒な仕事から解放されると
思っているけれど、実際にはそのせいで供給過剰が起きて、競争のための
競争をしなければならなくなってくる。

また、生産が増えれば環境も悪化するから、ISO14001みたいな仕事も増える。
でもこの仕事って金にならなくてただ忙しいだけという問題もある。

まず、社会のために必要な生産量を決める。そうすれば、それに付随する
リサイクルなどの後始末仕事の量も決まる。あと輸送や販売にかかる仕事量も
決まる。それらの合計を、就労を希望する人口で割れば、一人あたりの
仕事量になって、失業もなく、仕事量も減ってラクになる・・・

と、まぁそこまで美しく割り切れないかもしれないが、仕事量減らしたほうが
いいような。