海上に大型風車を設置し、風力発電を使って次世代エネルギーとして注目される水素を
海水から取り出す産学連携のプロジェクトが始動した。呼び掛け人である太田俊昭・九州大
名誉教授(構造工学)によると、100年以上の耐久性をもつ新素材を活用。環境への負荷
が少なく、原子力発電所などと比べて大幅にコストを抑えることを目指している。太田名誉
教授は「地球温暖化が進む中、二酸化炭素を削減できる水素エネルギー社会実現のため、
5年以内に技術確立を目指したい」と話している。

洋上に六角形のコンクリート製土台(直径600メートル)をはちの巣状に浮かべ、
風を効率的に集めることができる「風レンズ風車」(直径100メートル)を設置。風車で得た
電力で海水から水素を取り出して船で陸に運んで、車や家庭用の燃料電池などとして使う計画だ。

 風車の土台は中心部をくりぬいて漁礁として利用。貝の養殖などをすることで、漁業権の
問題もクリアできるとしている。

400万キロワットの発電規模の場合、コストは原発の半分以下の約3000億円
となる見通し。

西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/20061104/20061104_004.shtml

あれから1年半・・・どうなってるだろうか?
7万5000円/kWって安すぎ
利用率25%30年セットで1.2円/kWh