>>1つづき
環境学から見た「宅地造成」であるが、「横浜・多摩川」付近の造成の例を見ても分かるように、
風下(横浜からは東京)が、急激に温度が上昇し、ヒートアイランド現象などが発生している。
気候変動も激しくなり、大雨・落雷に見舞われ、かつ「真夏の夕立」など、有効な気候のリズムが失われる。
当初から指摘されていたことだが、要するに、気候が「大陸化」する訳である。
当然、風の流れはワンパターンなものとなり、生態系は変化し、景観は劣化する。


「環境問題」とは、そのまま「資源問題」である。
産業を支える「資源」に固執する余り、「空気資源」「水資源」など生体に不可欠な要素が欠け始めている、ということを意味するからだ。
つまり「資源」概念が「より上部構造への悪影響」という形で移項したに過ぎない。

つづく