ヨーロッパやアメリカなどで使用されている風力発電は、その地域的な
特徴(高緯度、内陸)から、台風、サイクロンなどの暴風雨の影響を受けない。

インドなど中緯度以下の地域では、暴風雨にさらされることがある。
たとえば、2003年9月11日の台風では、宮古島にあった7基の風力発電機
を壊滅させた。これは最大瞬間風速が74.1m/sに達し、設計予想値を
越えたためである。

日本での風力発電は、風が強い山間地に作ることがあるが、山間地の
風は風向の変動が大きいため、風力発電のブレードに対して予想以上
の負荷をかけ、それが故障の原因になることもある。