端的に言って、長距離用の自動車はニーズとしてかなりの市場を持っている。
そして、その市場には電気自動車は入り込めない。

そうするとそこは燃料電池しかない。それでは、長距離用の自動車がめちゃくちゃ高くて、
近距離コミュータの何倍もするなんて事が有り得るかといえば、それは無い。
メーカーはそうならない様に燃料電池車を作るだろう。それは今もそうだし
これからもそうだ。

そうゆう流れの中で、燃料電池車がいつまでも拡大しないということは考えにくい
予測だ。純粋に技術的な視点で見ても5年、10年のスパンでは十分な規模で
市場に出てくる可能性が高い。

そうなった時に、タウンコミュータで電気自動車を売り、長距離用に燃料電池車を
売るということはいつまでも続かない。どうせなら長短兼用の自動車にしようという
事になるだろう。

ましてや、電気ステーションは商売にならないから、自宅でしか充電できないという
状況が有るとすると、電池切れにならない範囲しか遠出できない車と、水素ステーション
でどこでもエネルギー補給できる燃料電池車のどちらを選ぶかということになれば、
選択肢は明白だ。