「バイオ燃料」という言葉は学問的・社会的に定義できない。
つまり、この言葉によっていつでも「劣化燃料をバイオ燃料と呼称し、悪用して、他者を攻撃したり、戦争を煽ったり」することが可能である。
そして、現状は「買い手のつかない劣化作物・奇形作物」「汚染品種」「遺伝子組み換え作物」をバイオ燃料に回しているのだから、
これが杞憂でなく、充分に「目前の危機」として有り得るのである。

特に航空燃料に関して、現在のエンジンの延長線上では「水素」品質を向上することがすべてであって、「バイオ燃料にこだわる必要」はどこにもない。
環境主義者は航空燃料に関し「バイオ燃料」にはこだわらない。
ただ「生物由来の燃料」なら、より「完全燃焼させやすいかな」という程度のことである。


世界初のバイオ燃料旅客機、2月に試験飛行
1月15日12時42分配信 ロイター[ロンドン 14日 ロイター] 

英ヴァージン・アトランティック航空[VA.UL]は14日、世界初のバイオ燃料を使った旅客機について、2月にロンドン・アムステルダム間で試験飛行を行うと発表した。
使用される機体は米ボーイング<BA.N>の747型機で、乗客は乗せずに行われる。
計画には米ゼネラル・エレクトリック(GE)<GE.N>も協力しており、当初より10カ月前倒しでの実施となる。
ヴァージンのスポークスマンによると、これまで地上でのエンジン実験は行われているが、バイオ燃料を使った商用機の飛行は初めての試みになる。
ヴァージンは、今回使用されるバイオ燃料の原料についてのコメントは差し控えている。
ただボーイングは以前、藻をバイオ燃料の原料として検討しているとしていた。
ヴァージン・グループのブランソン会長は
「われわれやボーイング、GEのエンジニアにとって、今回の飛行は旅客機の将来についての非常に重要な経験になるだろう」と話している。
最終更新:1月15日12時42分