---なぜ進まない?--- バイオ燃料
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0127名無電力14001
2007/04/23(月) 12:19:44米国で食品の包装などに使った後にディーゼル燃料に生まれ変わる植物性バイオプラスチックの実用化が視野に入ってきた。
米国防総省が、大学の研究者とバイオ企業による研究開発を助成し、近い将来、米国外の米軍基地などで
利用する計画だ。実用化されれば環境問題だけでなく、プラスチック製廃棄物の処理や輸送にかかる費用
を大幅に削減できるとみられている。
まず、大豆などの植物油からディーゼル用燃料を製造。この燃料をバイオプラスチックに加工する。
一般の食品容器に使うのに十分な強度を持つ。
容器として利用された後は、オフィス用のペーパーシュレッダーなどの機器で破砕し、酵素で分解すれば燃料に還元される仕組みだ。
バイオ燃料は、バイオプラスチックへの成型を経て還元された場合も、同じ量の大豆油から製造される
バイオ燃料と変わることはないという。
バイオプラスチックから燃料に還元するための酵素は、自然界に存在している植物の葉などの寄生菌が
生み出すものを利用するが、酵素を効率的につくるため、DNA2・0が寄生菌のDNAをノロウイルス
に合成し、酵素を大量に製造する技術開発に成功した。
同大学の発表によれば、国防省の研究開発組織である防衛高等研究計画局(DARPA)がこのほど、
この研究に約230万ドル(約2億7000万ドル)を助成することを決めた。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、DARPAは主に、バイオプラスチックを、
米国外の基地に輸送している兵士の食料容器などの素材に利用。燃料に還元した後は発電用ディーゼルに利用する計画だ。
DARPAは、1人の兵士が1日に廃棄する容器のゴミは3キロにも上ると試算しており、現行の
プラスチックをバイオプラスチックに切り替えることで廃棄物処理費や基地への燃料輸送費を大幅に節減できると期待している。
実用化に向けては、一段のコスト引き下げと、自動車燃料に使うには米環境保護庁(EPA)の
基準をクリアするための追加処理が必要となるものの、環境問題に貢献する新技術として脚光を浴びている。
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