>>678
江戸時代の捕鯨船は見たことがない。昭和にはいってからの捕鯨船は、少なくとも4隻は
現物を見ている。沿岸捕鯨船2隻、南極海まで行っていた捕鯨船2隻だ(南極海捕鯨船は、
いずれも廃船になってからのキャッチャー。母船は残念ながらまだ見たことがない)。

文献の信頼性については、過去のものにかぎらず、現在のものについても、かなり疑って
かかるスタンスでいる。ただ、現在のものは読み手側を誘導することを目指してバイアスを
かけている場合が多いが、古文書についてはそういうバイアスはあまりなく、もっと素朴な
ものであるように受け止めている(というか、誘導しようという意図はあまりないだろう。ただ
書いた本人が信じ込んでいるというかたちでのバイアスはかなりあるように思うが、それは
いたしかたない)。
もちろんそのあたりもひっくるめて、信頼性判断はシビアにしなくちゃ文献調査にならん、と
いうことはわかっている。ただま、とりあえず、疑うもなんも文献そのものがないと話がはじ
まらないので、もしそういうものを知っていてそれを根拠に論を組み立てているのなら、それ
を教えていただければありがたい、という話です。

つか、この短い発言しか書けない場所で論文なみの精度を求められるとちょっとしんどい
ぞおっつうのは大声で叫んでおきたいぞ。