>>654
そんな話はないよ。

たとえば、明治時代に日本で沖合い捕鯨が広まり始めた時代、沖合い捕鯨の基地は不要
物の海洋投棄を日常的にしており、漁場があらされるとして地元の漁民に焼き討ちされる
といった事件も起こっている。今でも調査捕鯨船は、不要な骨などを海洋投棄している。

獲り尽さなかったという話もない。江戸時代の太地でも末期になると不漁続きになった。太
地の伝統捕鯨が終わったのは、不漁続きの中で鯨が接近したという報があったため荒天
を突いて出漁し大規模な海難事故を起こしたからだ。鯨組は壊滅し、それ以降伝統捕鯨が
行なわれることはなかった。
また、日本の南極海捕鯨は、欧米にも増しての乱獲を行なった。

「日本捕鯨が鯨の肉も脂も残さず利用し、獲り尽くさなかった」と主張している人々がいるこ
とは承知している。それが事実であるかどうか、資料にあたって確かめられたい。