>>591
オキアミとかに関して言えば、ある程度研究があったはず。
シロナガスをはじめとする大型鯨類が減少しオキアミが余ったことからミンクが増えた、と
いう主張があった(ある)。しかし余剰餌類は一般に「こまわりのきく小さな生物」が先に食う
という話がありまして、実際にはミンクが増えるのではなくペンギンとかが増えてるという調
査結果が出てた。

また、特定の魚種の不漁について鯨類に責任を求める見解がよくあるんだが(たとえばイ
ワシやらサンマやらの不漁が話題になるたびに鯨類間引き論が登場する)、そのあたりに
ついてはある程度のサイクルで大繁殖する魚種が転換するというのはもう海洋学の常識
であり、自然現象なんであり、「鯨類が食うから」といった単純な理由にはたどりつかない
んです。