このHPがトリックですか。そうですか。(爆

http://drhnakai.hp.infoseek.co.jp/sub1-2.html
言葉を一体どのようにして人為的にこしらえるのか知らないが、仮に
そのような言葉を作ったとしても、どうやって領内の人々に教え
広めるのであろうか。

下級士族でも農作業に従事していた国柄で、日々の農作業などで
手一杯の士族以外の人々にまで、学校も先生もいないのにどうやって
新たな言葉を教えるのであろうか。

おまけに、あの特有のイントネーションまで教えたというのであろうか。
明治以来、義務教育で「標準語」を繰り返し教育しても、地域文化の精髄
である方言は決してなくなりはしなかった。それどころか、これほど
マスコミが発達し。NHKが「標準語」を連日放送しまくっている今日ですら、
若い世代にも方言は根強く残っているのである。

そもそも、ここで言うところの幕府とは当然「江戸幕府」のことである
筈だが、幕府に対する対策で言葉を換えたというのであれば、江戸幕府
成立以前と成立後で薩摩言葉が変わった証拠が文献などでみつからなけれ
なならない筈である。

もちろんそのようなものは存在しない。第一、公儀隠密対策に言葉まで
変更したりしたことなら、それこそ「御公儀に弓引く不埒な藩」として
取りつぶされるのが落ちである。

筆者には、このような「常識」は断じて信じられないのである。