とは言え、東電なら、今の時点ですっぱり辞めてるかもしれないね。
あそこは、木川田さん以来の潔癖な社風だからね。
それと、関電との違いは人材の豊富さ。
今すぐ藤さんが辞めて、その後を任せられる副社長がいるかい?
富士山は、もともと技術屋である上に、
企画も長く、役員になってからは営業も担当してる。
T事や品監も担当してるし、オールラウンドプレーヤー。
事業開発も担当してたかな(失念)。
まあ、もともと、早くから社長候補だったからね。
電力自由化の時代にあって、
少なくとも、企画、営業、両方の経験は社長として絶対必要だよ。
企画だけでもダメ。
営業だけでもダメ。
技術だけでもダメ。
ましてや、人労畑オンリーの人に社長が勤まらないのは証明済み。
そんな人、今の副社長の中にはいないだろ。
だから、藤さんも、なかなか即辞任って訳にはいかないと思うよ。
社長として無責任と言われてしまう。
彼も苦しいところだろう。
「X月までに辞任する」と表明すべきだとの声もあるけど、それは無理。
それを言った瞬間、社長としての求心力はなくなってしまう。
いわば死に体。

だから、世論とは相容れないかもしれないけど、
社内事情を考えれば、今みたいな対応になっちゃうんじゃないのかな。
まあ、社内の常識=社外の非常識と言われればそれまでだし、
財務最優先の社内改革をした責任は重いと思うけどね。

ついでに言えば、会長は辞任もしないし公職も退かないだろうね。
良い悪いは別にして、現在の体制では、会長は対外業務(財界活動)、
社長は社業と言う線引きが出来てるからね。