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★国民投票で原発の全廃を決めているスウェーデンの動向★
>  1980年の国民投票で原発の全廃を決めているスウェーデンで、
> 稼働中の原発を運転停止、閉鎖する作業が開始された。
>  総発電量の約半分近くを原発に頼っているスウェーデンは、国民投票で、
> 原発の新規建設の中止と既存原発(稼働中の原発は12基)を2010年までに
> 全廃することを決定していたが、閉鎖を指名された民間電力会社などが
> 強く抵抗を続けると共に、代替エネルギーへの転換の遅れや雇用、経費などの問題で
> 脱原発政策は事実上、後退していた。
>  このほど閉鎖に動いたスウェーデンの民間電力会社シドクラフト社も原発廃止には抵抗し、
> 閉鎖実施を先送りしてきた。しかし、政府との協議で、国営電力会社から
> 2基相当分の電力約120万キロワットを無償供給を受けることが可能になったため、
> 1999年11月月30日に同社は、スウェーデン南部のバーシェベック原子力発電所1号機
> (沸騰水型、出力約60万キロワット)を運転停止し、完全閉鎖に向けての作業を開始した。
> 2号機も閉鎖する。
>  1号機は1975年から稼働。30年寿命から見るとあと5年は稼働可能だった。
> 勿論、日本のように60年稼働に道を開いた国からすれば十分に稼働が可能な原発だ。
>  民間原発が廃炉となるのは世界でも異例。これを受けて、
> 脱原発政策を打ち出している欧州各国がどのように反応するのかが注目される。
>  また、当初2010年とした全廃時期の設定を、産業界などからの批判や
> エネルギー事情等の影響などから撤廃していたが、2020年をめどに
> 全11基の閉鎖を実施するよう、原発の全廃政策を進める方針を改めて打ち出した。
>  原発に代わるエネルギーとしては、過渡的には天然ガスを使うが、
> 水力、風力、太陽光、森林廃棄物などの生物資源を基礎とする。
http://www.local.co.jp/news-drift/highlight99-1.html