地球環境・人間生活にかかわる農業及び森林の多面的な機能の評価について
(答申)平成13年11月

、治水上問題となる大雨のときには、洪水のピークを迎える以前に流域は流出に
関して飽和状態となり、降った雨のほとんどが河川に流出するような状況となることから、
降雨量が大きくなると、低減する効果は大きくは期待できない。
 このように、森林は中小洪水においては洪水緩和機能を発揮するが、大洪水におい
ては顕著な効果は期待できない。