負荷追随・出力調整運転のフランスの件は、認めます。
そこでちょっと出力調整に付いて疑問に思い、原発擁護派さんに聞きたいことが有るのだか?
原子炉がスクラムした時には、ECCSが作動し炉に低温の水が放りこまれ、その時「加圧熱衝撃」ってのが発生しますよね。
この「加圧熱衝撃」に耐える金属結合の粘性は、脆性破壊遷移温度と言う温度以下で急激に脆性が増大する有りました。
(日本の原発は安全か 赤塚夏樹 大月書店)より
加圧水型の原子炉の場合寿命末期(40年)では、脆性破壊遷移温度は、100度近くまで上昇するとのことで。
そして、マーシャルレポートでは、炉寿命40年の中で温度変化が200度C程度になる熱衝撃は、
5〜6回しか想定していないとありますが、そこへ、負荷追随・出力調整運転をし、その上60年も寿命を延ばす行為は、
使用気圧が150気圧の加圧水型原発は、ちょっとと言うより・・・かなり無理が有るのでは?