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各国企業間で太陽電池パネル生産量競争が過熱
PVニュースによる06年の統計によると、
世界の太陽電池パネル生産量の世界シェアは以下の通り。

第1位:シャープ(日本)・・・43万4000kW
第2位:Qセル(ドイツ)・・・25万3000kW
第3位:京セラ(日本)・・・18万0000kW
第4位:サンテック(中国)・・・15万8000kW
第5位:三洋電機(日本)・・・15万5000kW
第6位:三菱電機(日本)・・・11万1000kW
第7位:モーテック(台湾)・・・11万0000kW

2位のQセルは、ドイツ政府の「再生可能エネルギー法」による
太陽光発電電力の最低買取価格設定などの優遇措置で、急成長してきた企業です。
ドイツは、国家戦略として再生可能エネルギーの普及に尽力。
旧東ドイツ地域で、Qセルのほか、国内中小企業・外国企業に対しても、
積極的に太陽電池パネルの誘致を呼びかけています。
その結果、実は、06年統計の「国別・太陽光発電量」でドイツは、世界トップの55%を発電しています。

昨年7位から、一気に4位へと躍進してきた中国のサンテックは、
06年8月に日本の太陽電池メーカーMSKを買収しています。
MSKは、年産20万kWの太陽電池パネルを生産できる設備と、
「建材一体型太陽電池」に強い技術力を持った企業でした。
しかし、世界的な太陽電池パネルの需要拡大で、
太陽電池パネルの部品となる「セル」の仕入れ不足で困窮。
そこに、01年からセル生産に乗り出していたサンテックが、設備と技術力、
そして日本市場参入への足がかりとしてMSKに目をつけたことで起きた買収劇です。
サンテックは、既存の設備にプラスして20万kWの生産力を抱えた企業となったわけで、
1、2年の内に世界第2位に躍り出る可能性があります。
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