>>879
要するに、
・パネル角度は南向き30度
・真上から見ると、パネルと空き地が丁度半々
という意味ですな。

この置き方の欠点は、
東京や大阪の緯度(35度)を基準にすると、
冬至でも、南中時は、ギリギリで後ろが前の陰にならない。余裕角1〜2度。が、
朝夕は影が長くなるので、午後一時ごろになるともう影が後ろにかかり始め、
四時ごろになると、後ろのパネルの半分は影になる。
冬至前後の一時期とは言うが、冬至ごろは太陽の動きが遅い。
1ヶ月たった1月下旬でも、余裕角5度くらいしかない。午後二時過ぎには影が後ろにかかり始める。
一年のうちかなりの期間、陰になったパネルが無駄になる。
のみならず、平凡な回路では、パネル内全部直列になっていて、一部が陰になると電気的支障を起こす。壊れないまでも、大きな損失となる。
(回路を工夫しても、損失は完全にはなくならない)

平凡な発想では、土地よりパネルの有効利用のほうが大切なので、
冬場を基準に十二分の間隔を取って、パネルの大きさの倍くらいの間隔をあけることになる。
土地は人間の労働で作られたものではないが、パネルは人間の労働によって作られたものだからである。
もちろん、土地のほうを優先した設計をしてもよい。
が、一方を立てれば他方が立たず・・・というジレンマは否めない