何年か前、「柴島(くにしま)浄水場」の水道記念館に行った。

そこで、大阪市の水質の変遷が分かるグラフを見ていると
昭和23〜25年を境にして、BODが急上昇してるのが見て取れた。

ああそっか〜、この頃から、化学肥料が本格的に使われ始めたんや。
戦後の傾斜生産システムのおかげで、肥料工業が推進されたからね。
ウンコよりは、収量も上がるし、取り扱いが楽だからね。

おかげで、うんこ、しょんべんは、河川&海洋に垂れ流され
こういうグラフの推移になったんだろうと推測したんだが〜。

人糞肥料は、寄生虫の問題を抱えていたが、
環境的にそれなりの循環リサイクルを達成していた筈。
化学肥料の多用は、硝酸塩を地中や地下水に溜め込み
現在のような、実に厄介な問題を引き起こすことになった。

寄生虫から、発ガン性物質に変わっただけなんだが。

個人的には、人糞を使った堆肥を上手に使い
自分の家族の食する食糧くらい作ってみたいものだと思う。
友人にそういうことを実践してるのが居まして
美味いの、その作物が、、、。
手を掛けてあるだけのことはあるね。

こういうのが最高の贅沢なんだよね。