>>667
確かに植物は移動できないので環境の変化に耐える力は大きい。
しかし許容範囲を超える変化があったときには、種子の散布による
移動を行って適応する。この速度は木本(もくほん)の速い種で
300m/年程度だったと記憶している。平均気温が3度上がるということは
緯度にして何度だか分南下したのと等しくなり、それが100年間なら
移動速度はどれだけでなければならないか、おおざっぱな計算は
できると思う。
さらに問題なのは山頂付近に適応した植物である。これらは逃げ場所が
ない。しかもそろって高温に弱い。平均気温が上がれば低いところからの
植物の侵入によって生存競争に敗れるおそれがある。


>>668
そもそも664で661の何に反対をしていたのかを取り違えていたかも
知れないのだが。ひょっとして前半だろうか?
それならば、「暑い状態」が続くのは平衡状態だが「暑くなっている
状態」は遷移の状態であり、ここでは「暑くなる方」にバランスが
偏っている、という事なのだが。
それと、「仮説は仮説」というが、それだけ言っても生産的な議論は
できないと思う。仮説は仮説だが、その上でどうするかまでを考えた
よりよい代案があるのならば是非教えて欲しい。