>>48
水の余っている場所ではさらに降り、水の足りないところではさらに乾燥する、
というケースの方が多いと思われ。
水不足の進んだ地域へ水を輸出するとして、乾燥地帯の外から輸送するのに
必要なエネルギーが莫大である点(大まかに言えば寒流沿いは乾き暖流
沿いは潤う、つまりかなり遠距離である)、誰が輸出するのか(人命に
ダイレクトに関わる上に乾燥地帯は大抵財政的に余裕がなく、利益追求に
奔られるとどうしようもなくなる)、人はそれで救えたとして生物多様性は?
など問題は多くある。

思うに、自然に対して力ずくで問題を解決しようというのはダム問題のように
さまざまな弊害を生み出しやすい方法であろう(真に必要なダムもやはり
あるだろうけれども)。