温暖化現象これからどうなるのでしょう?
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0463名無しさん@お腹いっぱい。
NGNGその通りだと思う。
ではまず1の論点について。
「温暖化は起こっている」説はIPCCを引こう。
http://www.ipcc.ch/pub/spm22-01.pdf
3ページの図1。なるほど上がっているじゃないか。
(ここの図は、これに限らずなかなか勉強になる)
これに対して「温暖化は起こっていない」説はアメリカのPetition Projectから
http://www.sitewave.net/PPROJECT/pproject.htm
図2,5を参照。なるほどこの程度の変化は普通にあり得るのか。
このデータの違いはまず観測場所の違いに起因している(IPCCは(b)参照)。
IPCCは北半球を、Petition Projectはサルガッソー海(北大西洋の亜熱帯循環の
内側の、ほとんど流れのない海域(およそ20-40゜N、30-80゜Wの範囲))に
ついての推計である。狭い範囲の温度だけで地球全体を語るのもおかしいと思うが
半球全部の平均などという数値を何処まで信頼できるのかという疑問もわくだろう。
Petition Projectの図5はさらに不可解で、観測データは1958年からあるのに
「1979年からはわずかに気温が低下している」と言うだけである。1960-1970年代
には寒冷な年が多かったため、これを加えて回帰直線を求めると温暖化傾向が
見られると思われる。だからどうだと直接的に言うつもりはないが、温暖化や
寒冷化の傾向はもっと長いスパンで観測すべきだろう(例えば図2のように)。
まあこんな所だろうか。ちなみに槌田氏は「CO2上昇に対して温暖化が時間差で
起こっている」という証拠の図を出しているが、そこからは温暖化していないと
いう主張自体は読みとれない(これについてはまた後日考察するだろう)。
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