「原発がそんなに大変なものなら、今頃でなくて、なぜ最初に造るときに一生懸命反対してくれなかったのか。
まして、ここに来ている大人たちは、二号機も造らせたじゃないのか。たとえ電気がなくなってもいいから、
私は原発はいやだ」と。ちょうど、泊原発の二号機が試運転に入った時だったんです。 

 「何で、今になってこういう集会しているのか分からない。
私が大人で子どもがいたら、命懸けで体を張ってでも原発を止めている」と言う。 

 「二基目が出来て、今までの倍私は放射能を浴びている。でも私は北海道から逃げない」って、泣きながら訴えました。 

 私が「そういう悩みをお母さんや先生に話したことがあるの」と聞きましたら、
「この会場には先生やお母さんも来ている、でも、話したことはない」 と言います。
「女の子同志ではいつもその話をしている。結婚もできない、子どもも産めない」って。 

 担任の先生たちも、今の生徒たちがそういう悩みを抱えていることを少しも知らなかったそうです。 

 これは決して、原子力防災の八キロとか十キロの問題ではない、五十キロ、一〇〇キロ圏でそういうことが
いっぱい起きているのです。そういう悩みを今の中学生、高校生が持っていることを絶えず知っていてほしいのです。 


原発賛成なんかしたら息子に顔向けできん・・・・・・・・・・・・