前も書いたが、新スレ記念に再度かきこ。
1996年日本原子力学会誌4月号に、住民の集団線量と寿命損失日数の表が
出ている。(一部掲載)

ウクライナ、ベラルーシ、ロシア3国
 人口 15,617千人 寿命損失日数 9日
厳重管理区域の住民
 人口 273千人 寿命損失日数 60日
事故時に退避させられた住民
 人口 90千人 寿命損失日数 11日

通常50ミリシーベルト以下の被曝では、広島・長崎の例では
ガンの発生確率は減ってますが、上記は単純に危険側にリスク評価した
もの。だから、現在の知識では、ガン発生率は減る。

ただし、甲状腺ガンは増えている。これは、防災計画で反省すべき。
やはり、原発事故は原爆(白血病が多い)とは違い、ヨウ素が重要ということ。
現在の日本の防災計画では、ヨウ素剤の備え付けが事業所に義務づけられるよう
になった。(自治体は昔から持ってる。)

厳重管理区域に住民が今現在住んでいるのも事実。土壌を除染する金が無い。
ウクライナとベラルーシでは状況が違うらしい。

参考文献
高田純著「世界の放射線被曝地調査 自ら測定した渾身のレポート」講談社ブルーバックス