ボーっと空見上げてまた鍋を焦がす
浮かぶのは彼女の恐ろしい笑顔だけ
届かぬ謝罪知っていながら…

麗しの君は何故パティシエの長の娘
部族一料理上手の許へ
嫁ぐ事定めしは変えられぬパティシエの掟

ああ…才能なきこの腕じゃ君の事満足させられない?
計量なら誰にも負けないと
叫んでもその言葉虚しく厨房に消えた