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アメリカは本当に世界の警察なのか?

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0001ニクソンNGNG
第2次大戦のことを聖戦と呼ぶアメリカ。
ベトナムで好き勝手やったアメリカ。
ロシアに占領されたアフガニスタンを見殺しにしたアメリカ。
弱いイラクがクェートを侵略したら、弱いものいじめしたアメリカ。
コソボで誤射して民間人をたくさん殺傷したアメリカ。

アメリカは本当に世界の警察なのか?
0002ASNGNG
何処の国でも、警察ってそんなもんだろう
もっと、大人になれよ

> 好き勝手やった 見殺しにした
> 弱いものいじめした 誤射して
00030120NGNG
>アメリカは本当に世界の警察なのか?
世界の理性とかぬかしてるときもあるぞ。

PKOは自分の国の国益にあわないと、もうやんないそうだ。
侵略系の戦争の理由が欲しいだけじゃん
0004亜米利加はNGNG
世界の暴力団です。日本もみかじめ料を払ってます。
0005脱毛時代NGNG
いかに屁理屈をこねて相手を悪者にし自らを正義の使者に
仕立て上げるか。
戦いは、すでにそこから始まっているのです。
0006>1NGNG
そんなに気にいらないんだったら、あなたがアメリカを
やっつけたら。(笑)
言っとくけど、テロ活動とかしても一生犯罪者として人生
送らなきゃならんし、家族親族も一生世間の白眼視の中で
生きなければならない。
世界の警察  まあロシアや中国がやるよりましでしょ。
0007うしゃこふNGNG
暴力団かもしれないけど、手下(日本)としては居なきゃ困るわな。
パクスアメリカーナのおかげで、今の日本があるってのは事実じゃないのかしら。
で、今、こいつが居なくなると、戦争始める国も増えるだろうから、困るよね。
0008イタ公NGNG
>6
計画してる事によっては、特殊部隊が夜な夜な窓ぶち破って来るかも。
もしくは、トマホーク攻撃…合掌。

世界の警察は、武器が余って仕方ないんじゃないの。警察はニューナンブ
で十分。湾岸戦争の後、今までにいろんなとこにちょっかいかけてるが、
結局自軍に実戦経験を積ませるのと兵器テストがしたいんぢゃないの。

本当に警察ならば、カシミール問題・イスラム原理主義・チベット問題・
中東問題とかを解決してみやがれ!
↑ん…そう言えば警察って、民事不介入だった気がするが…。
0009JNNGNG
天に向かって唾を吐くのはやめましょう

第二次世界大戦を聖戦なんて下品な呼び方をすることはないだろうし
ベトナムほっときゃインドシナ半島すべてが共産化してたのは確実だし
アフガンにはスティンガーを供与して今困ってるし
イラクは中東でも有数の軍事大国だし
Friendly Fireのない戦争なんて考えられない。

実際の所、世界の平和を守ってるのはアメリカでしょ。
もしかして憲法第9条とか思いました?
0010>うしゃこふさんNGNG
だから、日本政府が思いやり予算という名のみかじめ料を払っているのでしょ。
米兵が女子供を犯すのも見て見ぬふり。
0011うしゃこふNGNG
まあ、みかじめ料も米兵の所業を見て見ぬ振りするのも、その方がまだ安上がりだと、政府の方々は考えているんでしょうね。
0012ミスターXNGNG
アメリカが実際に覇権を握っている以上、彼の国の行いを非難しても
無駄です。国際法にせよ正義にせよ、覇権国に決定権があるというの
が事実です。あえて反旗を翻すには、アメリカと同等以上の国力と軍
事力を備えねばなりません。
とは言え、沖縄の暴行事件の一件は、アメリカの国内法に照らしても
重罪であるのだから、遠慮せずに糾弾すべきでした。
0013>6NGNG
ロシアや中国でも、覇権をとって20年もすれば
それなりにさまになる警察になると思いますよ。

アメリカがやっている今が最善であると考えるのは
想像力の貧困を露呈しているとみなされます。

まあ私は、十分強大かつ適度な軍備をした日本が
アメリカを蹴落として警察になる、ってのが一番
いいと思いますがね。そうすると多分、世界全体が
江戸時代みたくなるのでしょう。
0014NGNG
>13
>アメリカがやっている今が最善であると考えるのは
>想像力の貧困を露呈しているとみなされます。

文章よく読んでくれ。まあロシアや中国がやるよりましでしょ
とは言ってるが、誰も最善なんて言ってないぞ。
想像力の貧困をとやかく言う前に、自分の日本語の読解能力を反省
したら。
0015>14NGNG
あほらし。
00161ですがNGNG
いやいや誤解されたみたいですが、私はアメリカは好きです。
日本以外で住むならやはりアメリカと思ってます。

ただアメリカのやってることがすべて正しいのか?と思い、
もし警察=正義の味方と定義するならば(もちろんこの定義自体が無理ありますが)
アメリカは世界の警察となりえるのか?ということです。

正しいこともやってますが、とんまなこともしてますでしょう?
0017JNNGNG
警察と言うより自治会と言った方が良いのでは。

>13
アメリカが今やってることを最善であると考えないのは
想像力の貧困さを露呈してるとみなされます。

ただの一度も民主主義を経験したことがない国家が覇権を握るというのは
悪夢以外の何者でもありません。
オーウェルの「1984年」でも読みましょう。

−君が未来の図を描きたければ、人間の顔を踏みつけるブーツを思い浮かべればよい−
0018dzNGNG
アメリカが世界の警察といっているのは、どっからどう見ても
建前であってそれにつっこむのは野暮でしょう。
そもそも警察は税金で成り立っているわけであって、
アメリカに上納金を差し出していない辺境の紛争に
いちいち介入する義理はないと思うぞ。
0019>18NGNG
>アメリカが世界の警察といっているのは、どっからどう見ても
>建前であってそれにつっこむのは野暮でしょう。

でも、アメリカ人は、ホントにそう思ってるだろう。マジに・・・。
0020ちみNGNG
よその国の紛争に首を突っ込むためには、国民を納得(した気に)
させるだけの口実がいりますからねぇ。
「どこそこのどんな利権を守らなければ」というストレートな話
では国民が納得しないでしょうから。
政府としては、国民にそう思っていてもらいたいのでしょう。
>19
0021BSでやってるNGNG
「冷戦」っちうシリーズがとてもおもしろい。
昨日は中南米に介入するCIAのひどいとこをやってた。
0022名無しさんNGNG
13>ロシアや中国でも、覇権をとって20年もすれば
13>それなりにさまになる警察になると思いますよ。

17>ただの一度も民主主義を経験したことがない国家が覇権を握るというのは
17>悪夢以外の何者でもありません。
17>オーウェルの「1984年」でも読みましょう。

どうなんだろう?

ロシアや中国は戦時体制をずっと敷いていたのだと認識しています。
権力維持のためには大衆の支持が必要ですから、奪取の際に混乱は
あっても、覇権を握って戦時体制を解除した後には、それなりに明
るい世界ができあがったのではないかな、と思うんだけど。
0023警察は言いえて妙かもNGNG
広域暴力団桜田組というのもいることだし。
0024>22NGNG
自国民を収容所とか粛正で、数千万も平気で殺す国家ですよ。
そこまでして権力維持しようとする姿勢が恐ろしい。
覇権。恐ろしすぎる。
0025JNNGNG
>22
認識が甘いというレベルではすでに無いですな。むしろ無知と言った方が正しい。

「1984年」 より
およそこの世に、権力を放棄する心算で権力を獲得するものはいないと思う。
権力とは一つの手段ではない、れっきとした一つの目的なのだ。
何も革命を守るために独裁制を確立する者はいない。
独裁制を確立するためにこそ革命を起こすものなのだ。
迫害の目的は迫害それ自体にある。拷問の目的は拷問それ自体にある。


かなり長いですが参考までに
「カタロニア賛歌 スペイン戦争を回顧して」 より

とにかく記録された歴史はどのみち嘘の塊だ、
そう主張するのが流行であることは私も知っている。
歴史がおおかた不正確で偏っていることを、私は疑うつもりは毛頭ないが、
われわれの時代に特徴的なことは、歴史を忠実に書くことが
「可能」だという考えが最初から放棄されている点である。
これまで人はわざと嘘をつくか、無意識に書くものを脚色するか、
多くの誤りを犯すことを百も承知で真実の追究に苦闘した。
が、いずれの場合にも、彼らは「事実」が存在するものと信じ、
それが多かれ少なかれ発見できるものと考えた。そして実際に、
ほとんどの人が承認できるような事実がいつも大量にあった。
例えば『エンサイクロペディア・ブリタニカ』に書かれた
前大戦の歴史をみてみるがよい。資料の大部分がドイツ側の
それからとられているのがわかるだろう。
イギリスとドイツの歴史家は多くの点で、それも基本的な問題においてさえ、
大いに意見を異にしただろうが、しかしやはり、双方とも真っ向から議論を
いどめないような、いわば中立的事実なるものがあったに違いない。
こうした合意が拠ってたつ、つまり人間がすべて同一種の動物だという
共通の基盤こそ全体主義が破壊するのである。ナチスの理論は現実に、
「真実」といったようなものの存在を厳として否定する。
たとえば「科学一般」といったようなものはありえない。
「ドイツ科学」「ユダヤ科学」といった特殊な科学があるきりだ。
こうした発想法の目的とするところは悪夢の世界であり、
そこでは指導者とか支配集団が未来ばかりではなく「過去」までも管理するのである。
もし指導者がしかじかの事件は「絶対に起こっていない」とのたまわれば
−−そう、絶対に起こっていないことになるのだ。
2たす2は5であるとのたまわれば
−−そう、2たす2は絶対に5となるのである。
この見取り図は爆弾以上に私をおびえさせる
−−そしてここ数年来の経験に徴すれば、それは決して軽薄な発言ではないのである。
0026JNNGNG
追加

ところで、全体主義の未来図に戦慄したりするのは、
もしかして子供じみた、あるいは病的なことなのだろうか。
全体主義的世界をありえない悪夢として無視する前に、たとえば1925年の時点で、
今日のような世界はありえない悪夢と考えていたことを思い起こしていただきたい。
きょうの黒があすは白となり、きょうのお天気が命令一つで変えられる走馬灯のような世界に対しては、
現実に二つの安全弁しかないのである。
一つはいくら真実を否定しても、真実はいってみればわれわれの背後で存続するものであり、
したがって相手の軍視力に損害を加えるようなやり方では真実を打ち壊せないということだ。
もう一つは地球のどこかがまだ征服されずに残っている限り、
自由主義の伝統は生きつづけるということである。
ところがファシズムに、あるいは変形ファシズムの複合体に全世界を征服されたとすれば、
これら二つの安全弁はもはや存在しえなくなるのである。
われわれイギリス人はこの危険をえてしてみくびりがちだ。
長い伝統とこれまでの安泰がわれわれに甘い信念を植え付けたからであり、
万事しまいにはまるく収まるだろう、そして何より恐れている事態は決して現実のものにはならないと思い込む。
何百年間も、最終章ではきまって「正義」が勝つような文学に育まれてきただけに、
われわれはなかば本能的に、悪はいつもしまいには自滅するものだと信じ込んでいる。
たとえば平和主義など、主としてこのような信念に基づいたものである。
悪に抵抗するな、そのうちに悪はみずから滅びるというわけである。
しかしながら、どうしてそうなるのか。かならずそうなるという証拠が一体どこにあるのか。
そして近代的産業国家のうち、外部からの武力制圧によらないで
崩壊したというどんな例があるのか。

0027JNNGNG
さらに追加、ごめんなさい。

たとえば奴隷制度の復活を考えてみよう。二十年前、ヨーロッパに奴隷制度がもどってくると
想像しえた者がいたろうか。そう、奴隷制度はわれわれの目と鼻の先で復活したのである。
ヨーロッパや北アフリカの至るところで強制収容所が建てられ、
ポーランド人、ロシア人、ユダヤ人、そしてあらゆる人種の政治犯がわずかな配給食を得るために
道路建設や干拓事業で汗水をたらしている。それは奴隷制度としかいいようがない。
せめてもの慰めは、個人による奴隷の売買がまだ許されていないということである。
ほかの点をあげると−−たとえば一家の離散など−−状況はおそらく
アメリカの綿花農場におけるよりずっと悲惨だ。全体主義的な支配が続く限り、
こうした事態が変わると考えられる理由はどこにもない。
ところが私たちはその意味するものをまったく理解していない。
なぜなら、われわれイギリス人は摩訶不思議な勘で、奴隷制度の上に立つ政治権力は
「かならず」崩壊するものと思っているからだ。
してみれば、古代奴隷国家の存続期間と近代国家のそれとくらべてみるのも、
それなりの値打ちがあるだろう。
奴隷制度の上に築かれた文明は、なんと四千年ものあいだ存続したのである。

古代について考えるとき、私をぞっとさせる一点は、何世代にもわたって
その背に文明を支えてきた何億という奴隷が、記録一つ残していないという事実である。
私たちは彼らの名前すら知らない。
ギリシャ、ローマの歴史全体を通じて、奴隷の名前はどのくらい知られているのだろうか。
私が思い出せるのは二人か三人ぐらいのものだろう。一人はスパルタクス、あとはエピテクトスである。
また大英博物館のローマ室にはガラス製の壷があり、その底に「フェリクス作」と刻みこまれている。
私の心の中にあわれなフェリクスの姿が浮かんでくる(赤毛のゴール人で、金属製の首輪をはめている)。
もっとも、実際には奴隷などではなかったかもしれない。
すると私がはっきり名前を知っている奴隷といえば、二人きりになってしまうのである。
それ以上に知っている人は、そうざらにいないのではなかろうか。
それ以外は完全に忘れ去られているのだ。

0028よくわかんないんだけどさあNGNG
全体主義社会がもたらすものについての比喩を考えてみたので、
よく読んで、イメージしてみてね。

封建制が生まれたころ、人は何を考えただろうね。人間の歴史て、
それまで千年、二千年の歴史とかあったわけでしょ。ヨーロッパ
みたいなところだったら奴隷制よりましでしょ、みたいなことに
なるんだろうけど、奴隷制度なんか無かったところも多いでしょ?
武力が全てを決める世の中なんて恐ろしいって、仏教で「末法」
なんて言葉があるけどさあ、いかにもそんな感じに思えたろうね。
実際の文化も貴族社会の華やかさが無くなって質実剛健になって、
それまでの世界を知るものからするとほんと暗黒だったと思うよ。

でも封建時代というものが無意味な時代だったという見方はされて
ないよね。封建制というのは権力者が強くて、こわれにくい体制
だったから民衆はやりきれなかったか?というとそうでもないし。

「何が封建制を破壊して近代へと至らしめたのか」なんてことは
僕は疑問に思っていてときどき考えるし、いまだにさっぱりわかん
ないんだけどさ、商人が強くなったからとかいうけど、1000年も
続いたものが、どうしてあるところで商人が強くなりだしたのか
なんて説明もあんまりないし、わかんないよね。でも人類の歴史に
多分必要なステップだったんだろうなと思ってる。

そんなもんじゃないかな。共産主義とかナチスなんて言っても。
平安時代の人がもしきたるべき鎌倉時代のことを知ったら、きっと
暗黒社会だと思うように、今この世界にいる僕らには理解できない
ストイックな?価値観が、その時代になったらきっと見えてくるん
だと思うよ。
0029ところでイスラムだとNGNG
トルコ人奴隷のマムルークがいくつも王朝作ってるよね。
0030JNNGNG
比喩というやつは大体不正確なもので、議論を錯綜させるだけです。
私が問題にしているのは権力と現在の話ですわ。
いいですか、現在の話です。

「過去」を管理するという意味がさっぱり分かっておられないようですな。
まったくもって「無知は力」です。

過去を支配するものは現在を支配する。現在を支配するものは未来を支配する。

指導者が、中世など存在せず、人類の誕生とともにソヴィエトが存在したといえばそれは事実になる。
いいですか、疑いようのない事実になるのですよ。
なぜならそれを覆す証拠は世界のどこにも存在しなくなるからです。
そしてその支配は永遠に続くのです。
いいですか、永遠に続くのですよ。外部の敵は世界のどこにも存在しないだろうから。
従って歴史だの科学だのといったものは消えて無くなるのです。もはや必要はないから。
それがどのような世界か。物質的な貧困は当然として、男と女、家族などといった関係も消えてなくなるのです。
なぜなくなるのか?
そんなものは憎悪に基礎を置く社会には必要ないからです。
もう一度言いますが、その世界は永久に続くのです。

現在の私たちが暮らしている世界と比べてみて、平安時代と鎌倉時代以上の差があるような気がするのは私だけですか?
そしてその世界は遥か未来に必然的に出現する訳ではなく、目の前の大陸にかつて存在した事をお忘れですか?
子が親を密告する社会、人口の一割を絶滅収容所に送り込み、資源のほぼすべてを戦争につぎ込む意外には本質的に何もしない国家が。

確かに私達(少なくとも私には)理解しがたい価値観ですが、
「理解」だの「価値観」だのといった言葉の意味が消えて無くなる前に使うことが出来て良かったですね。
0031>30NGNG
つまり全体主義は全くスキのない支配体制であると?
封建制や宗教原理の社会なんかとはちがって。
そういう主張をしたいのですね。
根拠はなんですか? 歴史捏造が全てですか?
003231NGNG
闘争を第一にうたっているからかな? 憎悪も確かにあるが。
0033JNNGNG
永久に続く体制に隙も何もあったもんじゃないと思いますがね。
歴史の捏造といったレベルにとどまるはずはない。ベリヤやジェルジンスキーが聞いたら鼻で笑うでしょうな。
「過去」の変造とは記録に文字で書かれたものだけではなく、人間の記憶の管理まで及ぶのです。

全体主義の教義の一つに「二重思考」があります。

一つの精神に二つの矛盾する信条を持ち、その両方を受け入れる能力の事を言う。
一方で心から信じていながら意識的な嘘を付く事、不都合になった事実は何でも忘れること、
再びそれが必要になれば、必要なだけ忘却の彼方から呼び戻す事、客観的事実の存在を否定すること、
それでいながら自分の否定した事実を考慮に入れる事。
(中略)
あらゆる過去の少数独裁制は、硬化したか或いは軟化したために権力の座から滑り落ちてきた。
愚鈍且つ傲慢となった挙げ句、環境の変化に対応しきれずに転覆させられたか、
或いはリベラル且つ臆病となった挙げ句、力を行使すべきときに譲歩して又もや転覆させられたのである。
換言すれば彼らは意識乃至無意識を通じて没落したのだ。
この両意識が同時に存立し得るような思考方式を編み出したのは党の功績である。
そして他の如何なる知的基盤によっても、党の支配権は恒久的なものと成り得ないだろう。
もし支配し、且つ支配し続けようと望ならば、現実感覚の転換が行えるように成らねばならぬ。
なぜなら支配者たるのその秘訣は、絶対に過ちを犯さぬという信念と、過去の過ちから学ぶという力とを結合させる事にあるからだ。


例えば貴方達の小さい頃からの友人が、真夜中に思想警察に連行され、収容所で煙になったとしましょう。
それはどういう事かと言うと、その友人はこの世界から存在しなくなったばかりではなく
歴史からさらい出され、かつてこの世界にただの一度も存在しなかったことになるのです。
従って貴方達の頭にある小さい頃の記憶は、妄想と言う事になり、
「二重思考」の原則に沿って妄想と認識すると同時に認識しないようにする必要があります。
それが出来なければどういう事になるかは、人民裁判の記録を見るまでもないですね。

権力とは物質を支配する力ではなく人間を支配する力のことなのです。
0034>33NGNG
そんなあなたに10電圧(ラブ)
0035>33NGNG
>「過去」の変造とは記録に文字で書かれたものだけではなく、人間の記憶の管理まで及ぶのです。

>例えば貴方達の小さい頃からの友人が、真夜中に思想警察に連行され、収容所で煙になったとしましょう。

>それはどういう事かと言うと、その友人はこの世界から存在しなくなったばかりではなく
>歴史からさらい出され、かつてこの世界にただの一度も存在しなかったことになるのです。

このあたりはキリスト教原理主義だったヨーロッパ中世に
片鱗がうかがえそうですね。魔女狩とかあったからね。

「二重思考」の原則というのは、社会に向けては建前
を強制し、支配者の内部でだけ事実を周知させておく、
ということですね。つまり権力維持のための情報管理
のことだと思います。都合の悪いことは歴史から抹消
して存在しなかったことにする、と。でも記憶管理と
強調されていますが、そんなことを完全にするなんて
無理だと思うけど。特別なやり方なんて無さそうだし。
0036>33NGNG
本になっているのならば、題名など教えてもらえますか。
読んで理解してからでないと、意味のある会話ができない
ような気がしてきたもので。
0037JNNGNG
>「二重思考」の原則というのは、社会に向けては建前
>を強制し、支配者の内部でだけ事実を周知させておく、
>ということですね。つまり権力維持のための情報管理
>のことだと思います。

ふふふ、まだ甘いですな。本音と建前と言った軟弱なものでないことは確かです。

その事実と言うのは一体何でしょうか。現実にそこに存在した事でしょうか。
それとも変えられたものでしょうか。
仮に変造された事実だったとして、全ての人間はそれを捏造したという意識を持つと同時に、
意識しないようにしなくてはならないのです。
捏造したという記憶から対処法を検討し、捏造していないという記憶から自己の無謬性を確認するのです。

支配者と被支配者と言う陳腐な分類などもはや必要はないのです。
「二重思考」の原則に沿って、全ての人間は監視下に置かれており、支配すると同時に支配され、
支配されていると同時に支配することになるからです。

20世紀に入ってからこれらの実例に事欠いた事はありません。
ソヴィエト連邦は四千万人を収容所に送って抹殺すると同時に、
政治犯は一人もいないため、従って一人も殺していないと認識していました。
食料の増産が進む一方、資本主義国家の陰謀によって、国民は飢餓に喘いでいると宣伝していました。
自分達があらゆる発明をしたと信じながら、軍事技術の諜報活動の手を緩めた事はありませんでした。

指導者達はソヴィエトが資本主義国家に比べ、劣っていると考えたでしょうか。
いいえ。(指導者でない者も含めた)彼らはソヴィエトがあらゆる面でアメリカより優れていると信じると同時に、
あらゆる面で劣っていると認識していたのです。

これらの事を実現させる「工学的」な手法はどのようなものであったか?
ソルジェニーツィンの「収容所群島」を読むのが面倒くさいと思う人はもう少し待ってみましょう。
そのうち北朝鮮が崩壊した時に見聞する事が出来るでしょう。

ついでに宗教も全く関係ありませんよ。ウガンダや大陸中国、カンボジアといった地域と
キリスト教の関係性を見出すのは非常に困難なはずです。

これらはすべて、権力の本質なのです。

0038JNNGNG
>36
イギリス近代文学界の巨人(本当に巨人、足がでかかった)
ジョージ・オーウェル 「1984年」 早川書房刊の274ページあたりで、
作中に登場する本「少数独裁制集産主義の理論と実践」の第1章 無知は力である
からの引用です。
彼の著作は他に、「カタロニア賛歌」、「オーウェル評論集」、「動物農場」などがあります。

「カタロニア賛歌」はヘミングウェイの「誰がために鐘は鳴る」と並んで、スペイン内戦についての名著です。
「動物農場」は童話という形をとっていますが、
ソヴィエトが一体どんなものであったかという理解の一助にはなると思います。
0039>37NGNG
つまりJNさんのいうところの共産主義社会の強固さは、いざ転覆を
考えた人物に対して「信頼できる情報が何一つない」という状況を
つきつけることによって成立するものなのでしょうね。

そういう意味においては現在の「プロパガンダ社会」がさらに進み
あるところで質的転化したものと思えます。
0040>37NGNG
「二重思考の原則」というのは、基本的には、「自己を信頼しながらも油断しない」
そのための方法論のような気がします。緊張感のある社会であっておもしろそう。

そういう社会は、やや精神病理がかっているとは思いますが、「大人」の社会って
感じがするのですが、どうでしょうか。やっぱり、そういう社会にはそういう社会
なりの肯定できる価値がありそうな気がします。
0041>37NGNG
>支配者と被支配者と言う陳腐な分類などもはや必要はないのです。
>「二重思考」の原則に沿って、全ての人間は監視下に置かれており、支配すると同時に支配され、
>支配されていると同時に支配することになるからです。

これは理解できません。少数独裁社会ならば、民衆は常に精神を
揺さぶられて、権力欲が発生しえない状態におかれると同時に、
支配者は古典的な権力でもってそれを操作しているはずです。
ですので同時に支配被支配というのは違うと思います。

民衆の心情としては諦観が基調になると思うのですが、その意味
では、一神教を押し進めたイスラムなんかと類似しているのでは
ないでしょうか。
0042>37NGNG
「二重思考の原則」を実行するための技術基盤は何でしょうか?
特別な何かがあるのでしたら考慮したいと思いますが、現在の
範囲内では、共産主義やナチスなどの全体主義は、歴史の一コマ
あるいは一ステップ以上のものではない、という気がしています。
0043JNNGNG
>39
たしかに信頼できるものはないですけどねー
転覆など、考えただけでも犯罪になるのです。

−思想犯罪は死を伴わぬ、思想犯罪は死そのものだ−


>40
ちゃんとお読みになられているのでしょうか。
その社会というのは大体こんな風になる、いや、なっていたのですよ。

サイコロを振って、1が出たらあの世行き
それ以外では何もなしで何ももらえない

緊張感という問題じゃないと思いますが。
こんなゲームをするのは私は嫌です。


>41
確かに、正確に言えば圧倒的多数の無言の大衆が存在します。
支配、被支配の関係は、それより上位の階級に当てはまります。
これが古典的な権力かと言うとそうでもないのです。
このスレッドは元の話題から力いっぱいずれてますが、
世界がすべて全体主義に支配されているという思考実験であると、
考えて下さい。

−党はただ権力のために権力を求めている。われわれは他人の幸福などにいささかなりとも関心は抱いていない。
われわれは権力にしか関心がないのだ。富のためでも贅沢のためでも、また長生きするためでも幸福を求めるためでもない。
ただ権力、それも純然たる権力のためなのだ−

ソヴィエトでは、希望し、試験に通れば、民族、性別に関係なく誰でも党員になることが出来ました。
有力者の子弟が出世した例はあまりありません。(関係者が政争に負ければ失脚するから)

イスラムの社会が似ているかどうかは分かりません。
確実に言える事は、ソヴィエトが出現する前に自由という概念はあったと言う事です。
そしてそれは消えてなくなり、歴史は逆流し、停滞してしまいました。


>42
技術はもう進歩しない、むしろ退化してもいいでしょう。
他国に滅ぼされる可能性が低くなれば、技術が低水準でも問題ありません。
可能性がまったく無ければ、軍事技術の進歩も必要ないはずです。

私たちが知っている歴史を見れば、ナチズムも共産主義も大体滅びてしまっています。
それが偶然か必然かは分かりません。しかし出現したことが歴史的必然であったとは絶対に言えません。


0044警察予備隊NGNG
オーストラリア
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