国際政治と国際関係どう違う?
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001ムニョ
NGNG国際政治学と国際関係学はどう違うのでしょうか?
前者はもっぱら政治のみで後者はそれに文化交流なんかを混ぜたもの?
う〜ん、いまいちよくわかりません。
お教え下さい。
0002ムニョ
NGNGその辺りを勉強したいので大学に入りなおそうかなとも思っています。
どこの大学がいい、どの教授がいい等をご存知でしたら教えていただけるとありがたいです。
0003お題が大きすぎるんでアレですが・・・
NGNGある1国の視点から見た場合、ですけど。
あらゆる基準は自国の国益、ね。
0004ムニョ
NGNGせっかく書いて頂いたのですが何度読んでもさっぱりです
打ち間違いですか?
0005噂好き >ムニョさん へ
NGNG「世界戦争(あるいは戦争一般)を防ぐにはどうしたらよいのか」という
問題意識の下に生まれた比較的新しい学問です。
・欧米では、国際政治学と国際関係論はほぼ同じ意味です。基本的には、
国家を最も重要な分析単位とする。国家の行動は、国家の力によって定義される
国益に基づく。戦争防止が主たる目的ですから、戦争自体の研究、国家間の
政治的関係に重点がおかれるところに特徴があります。
・日本の場合、本格的に国際関係論が導入されたのが、第二次大戦後になりますが、
当時の日本のムードに合わせて、国際経済や民間の交流等に重点が置かれました。
また、戦争研究や国家に重点を置く研究に対する反感も強かったため、
日本では、「国際政治学<国際関係論」という形で受容したわけです。
要するに、国際政治学は狭義の国際関係論であり、実際の国際関係論は
政治的関係以外のより広範な範囲を含むとしたのです。
・それから、米国の大学では、地域研究は、一般に、比較政治に分類され
ますが、日本では、国際関係のなかに分類されることが多く、日本の
大学の国際関係論の専攻の中には、ほぼ地域研究者しかいないところも
あります。
・欧米では、1970年代頃から、国際政治学=国際関係論では、国際関係の
現実がとらえられないとして、国際政治経済学という方向に発展していき、
また、国家単位だけでは現実をとらえられないとの問題意識から、脱国家的
国際研究等も盛んになっていきます。また、地球を一つの分析単位
としてとらえるべきだとのグローバリズムも登場してきます。
・どこが、良い大学で、どの先生が良いかは、あなたの関心によって、
変わります。伝統的な国際政治研究をやりたいのに、脱国家的研究や
民間交流、グローバリズムなどが、盛んな大学に行っては不満が残る
と思います。これは、逆の場合もまったく同様です。
0006ムニョ
NGNG体系的かつわかりやすい説明で非常に参考になりました。
その手の本読んでどの教授がどの研究してるかを理解した上で
大学選びをしなければならないようですね。
脱国家、グローバリズムに興味があるのでそちらの方でいい先生探して見ようと思います。
でもこういう学問だと外国行った方がいいのかなって気もしますね。
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています