海・航空・陸上戦考察スレ 戦略・作戦・戦術 その20 [無断転載禁止]©5ch.net
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0001名無し三等兵
2016/10/07(金) 12:05:06.12ID:LXi/ycuq史上のあの戦いにおいて、勝利する方策は?
近現代の陸上戦闘・海戦・航空戦について真剣に考察しましょう。
初心者から本職まで、幅広く参加者募集。
煽動者は黙殺、勘違いには罵倒ではなく善導で。
現職・元職は保全に注意しつつ、広い心でご参加を。
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海・航空・陸上戦考察スレ 戦略・作戦・戦術 その19
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/army/1448173621/
0519名無し三等兵
2016/11/06(日) 00:12:57.07ID:Kw8xbiAt平野部での攻撃前進では、陽動で敵のOODAループを飽和させつつ、主力戦車師団は迂回。
要衝セダンは、本当は軍団砲兵の火力で制圧するつもりだったが、交通渋滞に巻き込まれ、結果的にスツーカで制圧。
大ドイツ歩兵連隊と、各師団の自動車化歩兵連隊がムーズ渡河後、セダンに突入。
橋頭堡は軍団防空群が守り、敵航空部隊を阻止。
と、各兵科がクルクル回って食物連鎖下位の敵兵科を食う。
0520名無し三等兵
2016/11/06(日) 00:18:55.69ID:Kw8xbiAt援蒋ルートの分断のためビルマは重要。
このルートの再開遅延が効いて、蒋介石は共産党に破れた。
0521名無し三等兵
2016/11/06(日) 00:20:07.06ID:webNmDwm0522Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/06(日) 02:34:11.48ID:DPMIi21w1987時の正面軍
重防御地域に対する標準攻撃形態
正面幅 250〜350Km
縦深 300Km
第1梯団 3個諸兵科連合軍
OMG 1個戦車軍(+1個空中突撃旅団+1個空挺師団)
第2梯団 1個諸兵科連合軍
0523Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/06(日) 02:47:51.54ID:DPMIi21w2〜4 戦車師団(東独駐留親衛師団は砲兵増強)
1〜2 自動車化狙撃師団
1 SSM旅団
1 独立戦車連隊or混成軍団
1 砲兵旅団
1〜2 SAM旅団
1 通信連隊
1 工兵連隊/旅団
1 架橋連隊
1 化学防護大隊
1 独立無線警戒大隊
1 医療支援旅団
1 攻撃ヘリ連隊
1 早期警戒大隊
1 長距離偵察中隊
1 汎用輸送ヘリ中隊
1 ECM大隊
1 空中突撃大隊
後方段列
このように、戦車軍には予め砲兵旅団が配属済
0524Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/06(日) 02:51:38.14ID:DPMIi21w従来の機甲騎兵連隊から86以降に大幅に強化されてるんですってば…
大幅とか言うのも生易しいレベルでの強化です。
この強化後の機甲騎兵連隊と、陸自7Dが正面からやりあったら…
下手すると7D勝てないかも、くらいに強化
0525Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/06(日) 03:03:43.54ID:DPMIi21w>帝国陸軍歩兵の機動力は、1941-1942年の連合軍の想定を越えていた。
>帝国陸軍歩兵は水と米と靴さえあれば大陸を横断できる健脚揃いである。
それは自動車よりも速いのですか?
インパール作戦は42年じゃないですよ。
ちなみに、私…
弓兵団(第33師団)所属の
歩兵第213連隊
歩兵第214連隊
歩兵第215連隊
工兵第33連隊
の各連隊戦史を保有してるのですが…
もう健脚どうのじゃないよ…
インパールで戦車第14連隊が配属された時、戦車連隊が工兵呼んだんですよ…
工兵第33連隊からなんとか派遣できたはのは1個小隊にも満たない部隊
戦車隊に付いたら、架橋支援が欲しかったらしく…1個小隊では…
「わざわざ来てもらったのにすまない」
と言われ、その派遣小隊は芋もたされて返されたそうです。
0526名無し三等兵
2016/11/06(日) 11:02:19.10ID:wlhKOQtv兵力そのものが足りないのに戦線整理も出来ないんだったらビルマの保持自体を
断念するのを検討しなければならない。
蒋介石が敗北したのはビルマルートの再開が遅れたからなんかじゃない。
端的に言えば、蒋介石が散々やらかした「革命外交」とやらの帰結に過ぎない。
0527名無し三等兵
2016/11/06(日) 13:05:45.36ID:9Mn+lPY60528名無し三等兵
2016/11/06(日) 22:13:18.37ID:Kw8xbiAtこの戦車軍を第2梯団の前に出すと?
この規模だと2個師団並列と作戦機動経路含め50km四方くらいの地積が欲しいだろ。
この場合、第2梯団の同時打撃性が薄れ、これは予備にした方が無難では。
0529名無し三等兵
2016/11/06(日) 22:23:12.57ID:Kw8xbiAt軍団のCF任務だと、敵偵察GPの軍団主力への接触拒否/遮蔽の役割もある。
3個戦車大隊、3個機械化歩兵大隊機関車ぐらいでも10個経路以上はカバーするから大変だろ。
0530名無し三等兵
2016/11/06(日) 22:27:57.61ID:Kw8xbiAt空路しか補給路なくてボロボロだったのは歴史的事実だろ。
他ならぬ蒋介石自身が無心してたはずだが。
呆れられてヤルタ以降は無視されてたが。
0531名無し三等兵
2016/11/06(日) 22:35:18.99ID:Kw8xbiAt帝国陸軍は、統制派主流で、国力無視して機械化を推進するほど好戦的でないよ。
海軍と共通性がある航空機に重点投資したのは賢明だろ。
こんなに質素な軍隊なのに軍部独裁とか言われて浮かばれん。
0532名無し三等兵
2016/11/06(日) 22:46:10.00ID:Kw8xbiAt強大な米国ですら何の制約もなく陸海空の装備を賄えたわけではない。
0533Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/06(日) 23:24:41.74ID:jt+vnhXD3個諸兵科連合軍が先行して突破口を啓開してあります。
同規模の戦車軍が通れないとでも?
欧州戦場は日本的なスケール感覚は一切捨ててください。
そうしないと理解できません。
>第2梯団の同時打撃性が薄れ
ですからOMGと第2梯団とは目標が違うんです。
違うからこそ先行すしますし、だからこそ全縦深打撃となるんです。
貴官の考え方はソ連式縦深攻撃ではなく、ただの従来型突破貫徹です。
0534名無し三等兵
2016/11/06(日) 23:36:15.19ID:wlhKOQtv無心してたのに無視されたのが本当に「負けてるから」だけだと思ってるのか?w
蒋介石は戦争中に重慶の米英拠点の強制接収を「革命外交」の名のもとにやらかして
米英と一触即発になってるんだがw
0535Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/06(日) 23:41:52.73ID:jt+vnhXD改編独立機甲騎兵連隊
機甲騎兵大隊x3
-本部中隊
機甲騎兵中隊(TKx5/CFVx6/M2x1/自走迫x1)x3
戦車中隊(TKx13)
砲兵中隊(SPx8)
空中騎兵大隊x1
本部中隊
指揮空中隊
空中騎兵中隊(OHx6/AHx4)x3
攻撃ヘリ中隊 (OHx4/AHx7)x2
強襲ヘリ中隊 (OHx6/UHx10)x1
防空砲兵中隊(AAバルカンM741x12)
戦闘工兵中隊(装甲工兵車M9x6)
軍事情報中隊
NBC防護中隊
支援大隊
本部中隊
衛生中隊
整備中隊
補給・輸送中隊
0536Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/06(日) 23:57:18.90ID:jt+vnhXDM577指揮車x30
M1A1x130
M2A2(IFV)x6
M3A2(CFV)x111
M113A3x53
M106自走迫x18
M109自走15榴x24
M981x12
M741AAx12
M60戦闘橋x6
M9装甲ドーザーx6
M728A1工兵車x6
OH-58Dx32
AH-64Ax26
UH-60Ax25
つまり偵察の主力はヘリ
ヘリで捕まえ、ヘリで襲撃遅滞する間に
各経路に機甲騎兵中隊(TK付)が撒かれ、さらに戦車中隊と15HSPが支援
発見し遅滞したらすかさず軍団MLRSなり本職のAH連隊を呼ぶ
0537Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/06(日) 23:59:13.04ID:jt+vnhXDNAM戦時や86改編初期とは全くの別物に変貌
0538名無し三等兵
2016/11/08(火) 22:26:44.77ID:NareU2np第1梯隊軍が攻撃し、後続は主攻撃に任ずる軍が啓開する経路から敵後方に進攻する。
突破口形成段階でOMGを通して、さらに第2梯隊軍を通すのは合理的でないでしょと。
戦闘部隊だけでなく、OMGのFSAに相当するものも推進せにゃいかんでしょ。
0539名無し三等兵
2016/11/08(火) 22:40:30.93ID:NareU2np巨大な兵力ではあるが、基幹大隊が3単位ということは、幅(2)と縦深(1)の最低限の手当で、激しい戦闘による損耗は想定外。威力偵察と主力の警戒遮蔽が主任務でしょ。
この時代の西側の考え方だと、近接戦闘部隊は4単位、さらにアメリカ軍の旅団で6単位でしょ。
0540名無し三等兵
2016/11/08(火) 23:35:57.97ID:NareU2np戦車も含め。
全部と交戦することは無いにせよ、対偵察だけでも相対戦力上、楽な戦闘じゃない。
0541Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/09(水) 00:06:52.78ID:dxLAEGQN基本、ソ連の軍移動補給の縦隊は突撃師団の後方を【随伴】
これを食いつぶしつつ、空は後送
>539
機甲騎兵は陣地防御などの本格的な戦闘は考えず基本は接触と機動的な遅滞
(持久ではなく遅滞行動、だから歩兵は非常に少ない)
(そもそもまともに戦えば勝てないのは機甲騎兵側は熟知済)
また接触により軍砲兵、軍航空の誘導により敵戦力の漸減を図る
(あくまでも自隊の戦闘で漸減する訳ではない、チャンスがあればやる程度)
これらでOMGの突進力を阻害
(どこまでで出来るかは米軍側も不安視してた様だが、機甲騎兵が主攻を捕まえれば82Dと101Dも投入しなんとかするつもりだった模様)
0542Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/09(水) 01:13:38.82ID:dxLAEGQN「ガダルカナル島作戦慨史」原四朗 げと
きっと背後霊も当然であるとお喜びであろうw
あと赤い訓対参もげと
0543名無し三等兵
2016/11/09(水) 02:32:25.86ID:uyjvm5cj俺が読もうとすると頭が割れそうなくらい痛くなってな…
口語訳・日本語訳されておりしかも絶版しておらず手に入りやすい軍事書籍って少ないから、なかなか知識が増えなくて困る
0545Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/09(水) 13:44:31.89ID:AqtsTW0Qそですよーw
旧軍参謀に取りつかれた以上、落とさない訳にはいかぬw
でも訓対参はS52だから、他のと同様にOMGに関する言及はないと思われ
ちゃんと言及したのってあるんかいな?
左官屋さんも「言われてみれば見た事ないや」という返事
(海外文献で読んでたそうです)
まあ、せいぜい数個Dが、それも段階的に来日するような状態では
あっちも使えないから、当時も今もいらないっちゃいらないのですがw
(なのでD以下の資料は充実してた模様)
0546名無し三等兵
2016/11/09(水) 21:21:43.14ID:UyNQLbc0英語なら軍事用語さえ知っていれば中学〜高校レベルで十分なんとかなるぞ
Google翻訳で分からない単語調べれるし
ロシア語になると無理だわ
0547名無し三等兵
2016/11/09(水) 23:10:23.52ID:e8bMq62Yあれをスラスラ読める人おらんやろ
0548名無し三等兵
2016/11/09(水) 23:32:52.70ID:v3a85VJ3エア・ランド・バトルにおいて、機甲騎兵連隊は、DEEP-AREAにおける進出掩護と軍団主力機甲師団の攻撃命令に資する作戦情報の取得でしょ。
73イースティングで実演したと思うが。
OMGに相当する共和国防衛隊主力を、DEEP-AREAで潰すのは軍団主力の機甲師団。
0549Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/09(水) 23:47:51.96ID:jg7HrIAp欧州におけるNATO正面の作戦計画と、湾岸戦争における迂回包囲作戦は
同じエアランドバトルではあるが、応用としては別物と考えるべき
0550Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/09(水) 23:49:36.97ID:jg7HrIAp>旧陸軍とかのカタカナ
そこはもう、慣れだよ、慣れ
問題はカタカナよりも旧漢字
0551名無し三等兵
2016/11/09(水) 23:57:00.44ID:zIWq/g+t0552名無し三等兵
2016/11/10(木) 00:03:37.77ID:I5Apapy10553大火力太郎 ◆M/RaJeeugI
2016/11/10(木) 20:44:25.18ID:mNgkl9bf0554名無し三等兵
2016/11/10(木) 23:58:16.67ID:bUd372a4機甲騎兵連隊関連で言えば、湾岸戦争の第2機甲騎兵連隊の運用は、「機動戦」理論のrecon-pull(偵察主導によるOODAループ優越)の一例と言えるでしょう。
まさにイラク軍の「重心」である共和国防衛隊を直接捕捉し、軍団主力の戦闘展開を成立させたわけで。
0555Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 01:26:02.51ID:Eju1zlU2湾岸における機甲騎兵の運用については同意です。
これはエアランドバトルを攻勢作戦として使用した場合の典型的な機甲騎兵の使い方だと思います。
0556Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 01:35:57.09ID:Eju1zlU2そこが湾岸との大きな違い
つまり機甲騎兵連隊の防勢作戦における役割は当然、攻勢作戦とは違ってくる。
それだけの話です。
0557名無し三等兵
2016/11/11(金) 05:02:11.00ID:g4YOV5vm0558Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 10:40:56.98ID:bHomeAcp空挺もソ連では作戦次元における運用はデサントの一種であり、作戦術としてOMGと連携します。
なので目的として近い部分は多々あると考えて良いと思います。
しかし、空挺が【点】の確保であるのと違いOMGは【線】となります。
よって、空挺やスペツナズが確保した敵後方地点を繋いでいく役割とも言えるかもしれません。
(その軍OMGが敷いたカーペットを軍第2梯団と、さらに後続の正面軍第2梯団、さらに後方から第2梯団正面軍追及するのです)
なお、軍OMGは正面軍毎に存在しています。つまり複数発進している可能性もあります。
そして最も効果的と思われる突破経路に正面軍第2梯団が押し込まれます。
※OMGは、軍、正面軍にそれぞれ編成され、さらに第2梯団は師団、軍、正面軍、さらに後続の第2梯団正面軍が組まれたりしています。
※第2梯団正面軍は、西側でいう所の戦略的予備に非常に近い意味合いを持ちますが、西側の戦略的予備といいうのは柔軟的に攻防に対処しますが
第2梯団正面軍は、攻撃使用が原則。我の突破中に敵反撃で逆侵攻されても、基本は現場の予備部隊で対応し、第2梯団正面軍はあくまでも我突破口に突っ込むのがソ連軍
なぜなら、敵に逆侵攻されても、先に戦略目標を奪取し、我の政治目的を達すれば、いくら逆侵攻を受けていても最終的には我が優位な態勢で終わるという考え方。
しかも我が先に攻撃し突破前進を行っている以上、逆侵攻されてもそれが戦略目標に達するのと、我の戦略目標達成のチキンレースは我が有利
よってあくまでも我の有利を追求し先に戦略目標を達する事を優先する。
うらー
(なので、こんなドクトリンを教え込まれた旧東側軍事圏の軍隊は先に攻撃に出てれば強いが、防勢から入ると非常にまずい)
(特に湾岸やイラクのように先に後方を荒らされたら反撃もままならず崩壊しやすいのです)
(あくまでも我が先に攻撃するのがソ連式。だからこそ先にNATOが侵攻するのを非常に恐れたと思われます)
(よく、冷戦後資料から「ソ連はNATOの侵攻を恐れていたから、先に攻撃することはありえない」という意見を見ますが…はたしてそうなのでしょうか?)
(先に攻撃する事に特化した軍隊だからこそ、相手に先に攻撃される事を何よりも恐れていた…そうような解釈もできるのではないでしょうか?)
0559Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 11:12:10.23ID:bHomeAcp↑
実は、これ「アクティブ・ディフェンス」が「全縦深同時打撃」をくらったときと同じ問題だったりしてw
「アクティブ・ディフェンス」の問題は、基本が機動防御であり、しかも柔軟な兵力の転用を前提とします。
しかし、敵第1梯団と後方打撃に拘束され本来逆襲に集めるはずの部隊が動けず、さらに動けても後方打撃で自由に機動できず
そこに第2梯団を突っ込まれたら終わるよね・・・というもの
「ソ連式」では、防御は最小限であり、大規模な機動打撃による反撃が防御成功の前提です。
これが「エアランドバトル」による後方打撃で拘束、漸減されてしまったら反撃が行えなくなり、西側の突破を許してしまいます。
実は、ソ連も米軍も作戦次元でやってる事の本質は大差なかったりw
※ただ、エアランドバトルの方が、そもそもの出自からして防勢から出発している為、防勢作戦においては非常に効果的だと思います。
ですが、攻勢作戦としてのエアランドバトルと全縦深同時打撃は、じつはかなり近似的だと思います。
(OMG(機動グループ)の思想はその出自からして明らかに敵OODAサイクルの飽和を意図しています)
(当時はOODAという言葉はソ連だし時代的にも無かったしで文章には一切出てきませんが、内容を読むとあきらかに近い思想をもっています)
(よって実はOODAという言葉/単語に拘るってしまうと、いろいろ見誤る危険性もあるかと…)
※しかし、「エアランドバトル」と「全縦深同時打撃」では軍事戦略次元での大きな差異が発生します。
それは「エアランドバトル」が最終目的としては敵組織体(システム)の破砕を目指すのですが(独軍やIDFからの継承)
「全縦深同時打撃」においては出自の連続作戦理論を継承するので、敵の物理的撃滅を目指します。
なぜならばシステム破砕は時間さえあれば戦力の回復ができますが、物理的撃滅では戦力の再生は困難です。
連続的に会戦を行い、段階的に敵を叩くことを組上げる(ここが作戦術の発端)連続作戦では、前会戦で生き残った敵は再編成され、また戦力回復すると考えます。
よって、各会戦段階毎に可能な限りの敵を物理的に撃滅し、段階的に敵損害を累積させて敵の回復力を奪う事を重視します。
0560Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 11:50:20.51ID:bHomeAcp↑
これは「エアランドバトル」の方が柔軟だからです。
しかも柔軟な部隊運用というのは、そもそも「アクティブ・ディフェンス」から始まっています。
これは柔軟な部隊配属方式のROAD師団をみても判ります。
(もともとROAD師団はアクティブ・ディフェンスのもの、エアランドバトルは86年の大規模改編を行っており同じROADでも実は別物、よってROAD86とか改編ROADと呼ばれる)
(この86年の大規模改編はARMY86と言う、米軍のドクトリンがエアランドバトルに変わった事による大規模な軍改革の一環です)
これに対し「全縦深同時f打撃」は
大量の兵力が必要→大量の兵員育成→じゃあ徴兵期間を3年から2年に減らし、予備役を普段から増やしておこうず
結果、訓練短縮の大量の予備役兵に支えられます。
さらに、そのソ連軍事科学の大好きな効率重視、や作戦術としての連携重視から計画遵守の傾向が非常に強くなっています。
(作戦術で綿密に計画されているので、1か所の作戦失敗は他の作戦に影響が波及していきます)
この未熟と計画性を両立する手段が詳細なマニュアル化となります。
(マクドナルドが新人大量採用でもお昼の混雑時を捌けるのはマニュアル化のおかげ…と根は一緒)
これでは柔軟とは無縁です。
しかし、ここで勘違いしてはいけあにのは完全に柔軟性がないかといえば、そうじゃありません。
その計画自体に柔軟性が計画されています。
複数個所で同時攻撃し、突破口が開いたら、そこに後続全てを送りこむ。そこには常に複数の突破を選択する柔軟性が存在します。
ソ連軍はそれを前提とした計画、組織、編成、兵站を平時から作り上げていっていたのです。
言ってみれば、マニュアルで自動化された限定的柔軟性w
しかし、これには利点もあります。
速いんです。判断で悩む事もなく、自動化され突き進む。
我の速いテンポは敵にOODAサイクルを飽和させえます。
(以前、ソ連が各種テンポの速さを重視してたのは書いておきましたが)
0561Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 12:08:41.41ID:bHomeAcpこの思想によってソ連軍全体が最初から構築されています。
(OMGもその延長線上、というか主導権の連続的維持の手段)
だからソ連軍は攻撃を主とするのです。
悪く言えば、それしか出来ない!ともいえますがw
そこがエアランドバトルとの決定的な違いでもあると思います。
(しかし、攻撃であればエアランドバトルと同様の威力を発揮しえる)
あと、長年思ってい事が一つ
・ソ連軍はマニュアルで自動化された軍隊
そんな軍隊の結節をエアランドバトルというか、その後継の「衝撃と畏怖」とか「5リング」とか「EBO」が叩いても、本当に威力を発揮できるのか?
どうせ部隊は自動化されて動いているんです。
部隊自体も一定の補給品を自分で携行し補給部隊も随行する位です。
結節破砕で止まるの?
いや、もちろん、いつかは止まるんですが、その硬直化した体制は
結節破砕の影響が波及していくのも時間がかかるんじゃないかと…
その間に速さを身上とするソ連軍は一定の進撃を惰性で行えてしまうんじゃないかと…
大部隊=大質量は慣性がついててすぐには止まらないんじゃないかと…
もちろんソ連式の軍隊が防勢などで停止していれば効果は覿面
その大部隊=大質量は動き出すのもその質量ゆえにより遅くなるし、動き出しても最初は鈍重で部隊もばらけ我が機動戦で書きまわすのも容易いでしょう。
(まさしく湾岸やイラク戦)
しかし、既に攻撃を全力で行っていた場合は、どうでしょうか?
0562Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 13:01:37.41ID:bHomeAcp後、EBOってさ
地上近接戦闘部隊は、そのエフェクト(効果)を想定して作戦立てる必要があると思うんだけど
どうやってエフェクト(効果)を判定するの?
判定できなけりゃ。それを想定した計画なんて立てられないよね?
0563Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 13:05:46.98ID:bHomeAcp(ただし完全否定ではなく若干ニュアンスを変えた言葉は使ってるそうです)
0564名無し三等兵
2016/11/11(金) 13:19:40.24ID:FKdyjoCY0565Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 13:26:28.21ID:bHomeAcpだまれ仏軍
つか、勝手にNATO抜けんじゃねぇw
0566Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 13:28:31.91ID:bHomeAcpお前らどうせ、ヤバいと思ったらプルトン打ち込む気がったの知ってんだぞw
どうせ、ラインの向こうは独だから構わないとか思ってんだろw
0567Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 13:35:51.57ID:bHomeAcp(こないだ英仏調べてたら、なんか出てきた…(怖
0568Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 14:02:52.10ID:bHomeAcpその縦深によって敵(WTO機甲部隊)の衝力を消耗させる
累積戦略的な方向も考えてたそうです。
(これは「国防の論理」に書かれています)
(ttps://www.amazon.co.jp/dp/4819108131)
(著者は日本も使えないか?と言ってますが…日本には肝心な縦深がないだろと…)
これも展開する縦深形成遅滞はドイツ国内だもんな
仏にとって明らかに独はいけにえ的緩衝地帯w
(長年の恨みもあるだろうし)
0569Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 15:17:04.01ID:bHomeAcp米軍のOMG公式解説あった。 上記の5-4
>344 貴官の誤解の根本が判ったように思えます。
本書ではOMGの解説の最初で
攻撃梯隊
原則として正面軍は第1梯団において諸兵科連合軍を用いる
そして通常、戦車軍は、第2梯団、諸兵科連合軍予備、もしくは作戦機動グループとなる。
これを貴官は
戦車軍が第2梯団や予備とされたら、OMGは編成されないと誤解したのではないですか?
これ、別に戦車軍が配属されなかったらOMGが無くなる訳ではなく、戦車軍の代わりに諸兵科連合軍が充てられるだけの話
つまり、上記はあくまでも「戦車軍がどこに出てくるか」という話であり
第2梯団/予備/OMGのどれかの編成自体を選択するという文脈ではないと思います。
これはその後のOMGの説明を読めば判るかと。
(ここのバリエーションというのも別に第2梯団のバリエーションとの文脈ではないと思うのですが?)
(砲兵の増強もここには書いてませんが、当時の東欧駐屯部隊は最初から配属済みだった訳ですが)
(それは本文章との齟齬にはなりません。本文では単に増強されるとだけあり、どこからは書いてません)
(さらにOMGは常時編成できる訳ではないというのは、作戦計画と敵部隊側の状況による部分が大きいとはありますが、第2悌団との選択制とは書いてないと思われますが)
ちなみにこれらの説明はグランツの作戦術本やソ連軍における作戦術と戦術の原則の記述と矛盾しません(というより合致)
-----
それは置いといて、そうかぁ、1984版で米軍も認識したのか、てかエアランドバトル初稿の82版の後じゃん。
エアランドバトル最終稿の86年版には間に合ってますが。
となると、ぎりぎりALB86にはある程度考慮されてるみたいですね。
(OMGの復活は70年代後半と認識してた模様)
(なお、1978年版では米軍はOMGを認識していないのは米軍編纂した1978版ソ連軍作戦に記述がないので判ります)
0570Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 15:38:19.78ID:bHomeAcpああ、これは訂正します。
正面軍第1梯隊の場合はは砲兵で増強される。
その他の戦闘支援と兵站段列は、第2梯団の支援を受ける。
これ、そもそもがOMGについてではなく、戦車軍と攻撃梯団の関係についての説明ですね。
その次に、他の場合として
・第2梯団か、諸兵科連合軍予備
・OMG
・特別予備
のどれかに使われるとある事から判ります。
そうそう、一番の誤解はこれかも知れません。
「OMG=戦車軍」
別にOMGは諸兵科連合軍が担当する事もありえます。
(このあたりはグランツ作戦術本が詳しい)
0571Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 15:50:16.16ID:bHomeAcpさすが米軍、教範の改訂が軽快だなぁ
>491
0572名無しスター☆リン ◆8.JoyiBhb7xi
2016/11/11(金) 16:37:17.40ID:2jgn6D7g南オセチア奮闘だと、第58軍の司令官が負傷していたと思いますが、行動が遅延することも特になくそのまま進んでいたとおもいます
軍司令官負傷を結節の破砕と捉えることが正しいのかは自分には判断しかねますが…
(司令官負傷なら副司令官が、副司令官も負傷なら参謀長がといった具合に代行が行えるであろうため)
(その間にも西側式なら遅延が生じる??)
0573Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 16:49:52.29ID:bHomeAcpかなり前にも一度話題にしましたが、あ
れ指揮官個人の負傷ではなく、軍司令部の車両縦隊がまるまる壊滅したそうです。
でも、旧ソ連式なら、どうせ自動で進んでるんだし止まらんよね。
(上級指揮官の判断は後続をどこに突っ込ませるか?の判断。それも普通は突破口や有利に進んでいる方面が原則だしなぁ。
直轄部隊の新規投入とかの、よほどの場合じゃなければ自動判断でいけるよなぁ)
0574名無しスター☆リン ◆8.JoyiBhb7xi
2016/11/11(金) 17:03:19.00ID:2jgn6D7g>軍司令部の車両縦隊がまるまる壊滅
(白目)
ロシア軍なにやってるんです…?
やはりソ連/ロシアは結節を叩いても、ある程度までは自動で進んでしまうんでしょうかね?
それが欧州戦線におけるものであっても
0575名無し三等兵
2016/11/11(金) 17:40:36.11ID:0E4qcYnI自軍を有機的システムとして戦力を倍加すると共に、
敵軍のシステムを破壊して烏合の衆としたうえで必要最小限の戦闘をするのが
米軍のドクトリンとすると、
ソ連軍は、数的優勢を活かして最大限の戦闘を実施して敵戦力を消耗殲滅するドクトリンですかね。
人命尊重でない東側だからできる戦術。
最初から米軍の様にシステム化されていない原始的な軍隊が相手の場合、直接戦闘で叩かざるを得ない。
しかし米軍にそれをする十分な数があるのか?
0576Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 17:41:07.96ID:bHomeAcp浸透したオセチアのコマンド襲撃受けたらしいよ。
さらにそこに砲撃誘導されたっぽい。
いつもスペツナズでやってる事を逆にやられて涙目
(でも止まらない)
0577Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/11(金) 17:49:23.28ID:bHomeAcp>ソ連軍は、数的優勢を活かして最大限の戦闘を実施して敵戦力を消耗殲滅するドクトリンですかね。
実は>491の米軍資料にあるように、その消耗殲滅の為に、
作戦次元では戦闘飽和的な飽和攻撃によるOODA破綻の他に
速度的&敵組織麻痺的な所謂西側海兵的な【マニューバオーフェア】によるOODA飽和さえも
同時に追求する部分に特徴があります。
全部をアトリッションという訳じゃないのがキーポイント。
(ここ勘違いする人は非常に多い)
0578名無し三等兵
2016/11/12(土) 00:07:31.30ID:C6lzrdyYそもそも第2梯団とは?
第1梯団の戦果を基礎に縦深目標の奪取を命ぜられた諸兵科軍でしょ。
OMGみたいな流動的な戦闘をする集団の後方に続行する集団に具体的攻撃目標なんて与えられないでしょ。幅が広すぎて。
攻撃計画や命令のドキュメントを想定できない。
だから、この集団は本質的に明らかに「予備」。攻撃任務を与えられた第2梯団ではない。
OMGと第2梯団を同一軸で組織化する作戦図なんて書けないでしょ。
0579名無し三等兵
2016/11/12(土) 00:18:19.85ID:C6lzrdyYエアランドバトルは、作戦術に基づく攻勢と防勢の並行実施に特徴があると思うが。
両方組み合わせて、包囲殲滅したカンナエとか例示されてるし。
0580名無し三等兵
2016/11/12(土) 00:22:58.67ID:C6lzrdyY装甲軍団がない装甲集団みたいなこと言ってるな。
OMGが分割されても均質な機能をもつ戦車軍でないと、前進軸で統制するOMGの作戦図にならんでしょうが。
0581名無し三等兵
2016/11/12(土) 01:12:35.24ID:aFmRH6FYソ連の流れを汲んでいるわけだから
そりゃ同じことやるだろうと
それにしても先手必勝の地上軍を組み上げておいて
先手を打とうとしなかったのは核の均衡なのかソ連指導部の理性の賜物か
気になるのはブレスト港までOMGが突っ込んでフランスが降伏してアフリカに逃げたとすると
アメリカが仲良くしようといってくるかというとそんなことがあるとは思えない
敵がちょび髭かナポレオンなら最終的勝利を得られるけれども
欧州戦線で敵地上軍を崩壊させたとしても独軍を苦しめたパルチザン祭りをどうこうできるかというと違うだろうし
核を使わないとしてもワシントンまで来れない赤軍相手なら
仮に止められなかったとしても、米軍が西欧を見捨てなかった
そこそこの局地的勝利を得て敵の将官に危害を加えたのなら
自分の都合のいいタイミングで欧州半島どころか湾岸地域に極東、北極海から
米軍は乗り込んでいけば拍手喝采のもとに現れた正義の軍団が
決して無敵ではない赤軍を切り裂いていくかこいいことになるのかと
逆に赤軍は米軍が止められないし大陸からたたき出しても息の根を止められないのであれば
手を出して本気の殴り合いに持ち込むのは悪手となるわけで
せいぜい西欧諸国を人質に怖がらせつつ小競り合いどまりに
0582Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/12(土) 02:24:31.47ID:ea9ozrMV答えは>569にあります。
攻撃概念図もあるので参照してください。
>579
以前、緒戦は
と書いたはずです。>556
なお、欧州開戦と同時に米軍がWTOに対し全力攻撃を開始するなど聞いたことはありませんが?
欧州緒戦のNATO&米軍の方針は、時間を稼ぎ、その間に米軍や各国の増援を集めるだと思いましたが?
(その為に、装備を欧州に事前備蓄し、兵員のみを航空輸送とかあったはず)
>580
諸兵科連合軍の標準編成は
2〜4 自動車化狙撃師団
1〜2 戦車師団
後は戦車軍と同様です。
これが装甲軍団のない装甲集団でしょうか?
自動車化狙撃師団だって各師団に戦車連隊と独立戦車大隊を保有し、
各自動車化狙撃連隊にも各1個戦車大隊が「編制」で持っています。
なぜ自動車化狙撃軍ではなく、諸兵科連合軍なのか?という事です。
0583トルエン大尉
2016/11/12(土) 08:37:44.07ID:1XF1hbfbソ連共産党の目的は侵攻した国の共産化。
共産化が望めないと判断した場合は侵攻しないんですよ。
だからソ連は周辺国に工作してましたね。日本にも。
でも日本人は共産化しなかった。
だからソ連は侵攻しなかったんですよ。
もちろん日本にも防衛力があったからですが。
0584名無し三等兵
2016/11/13(日) 11:09:48.15ID:/c5R2VEc>OMGと第2梯団
569をダウンロードできないので積み上げで続けるけど、
方面軍全体の作戦として、計画的(ソ連だと時間計画まで作る)に敵第1線(第1梯団)と縦縦目標(第2梯団)を奪取にかなるなかで、
その中間に極めて流動性の高い任務を持つ集団(OMG)を入れることは、作戦的妥当性として論理破綻してませんか?と。
「高度な柔軟性を保持しつつ臨機応変に対応」ってやつ?
どこかでOMGを第2梯団に超越させるより、素直にOMGに増援を与えて戦果拡張する方が普通でしょ。
0586名無し三等兵
2016/11/13(日) 11:25:28.81ID:/c5R2VEc>エアランドバトルの緒戦
全力攻撃も全力防御もない。
close areaで攻撃・防御を行いつつ、deep areaの敵重心を狙う。
さえらにrear areaへの敵の侵攻に対処しつつ指揮兵站を維持する。
「緒戦は防御一辺倒」みたいな硬直的思考を脱却して、戦場の捉え方を拡張した作戦レベルの概念がエアランドバトルでしょ。
だから西ドイツに第7軍団を常駐させてたわけで。
0587名無し三等兵
2016/11/13(日) 11:33:29.35ID:/c5R2VEc>装甲軍団のない装甲集団
ソ連の方面軍から見て、戦車軍(西側の軍団相当)と諸兵科軍では、作戦上の攻撃目標への進出と地域占領の考え方がまるで違うでしょう。
後者を主体にするなら普通に梯団作る方が手堅い。
0588名無し三等兵
2016/11/13(日) 11:43:24.45ID:/c5R2VEc>共産化の可能性とソ連の侵攻
「共産化が不可能」とは絶対に認めないんじゃないですな?
傍迷惑なことに。
時間的に遅いか(段階革命)、早いか(世界同時革命) の違いで。
チェコみたいに、カトリックに何度蹂躙されても絶対に折れない地域まで侵攻してるし。
0590Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/13(日) 16:41:34.09ID:vII4bIFC>だから西ドイツに第7軍団を常駐させてたわけで
下記は1989年時のNATO配備です。
https://en.wikipedia.org/wiki/CENTAG_wartime_structure_in_1989
米軍は第5軍団と共に第7軍団が配備されましたが、共に最前線です。
共に3個師団を基幹としていますが、
第5軍団が縦深配備に対し(しかもフルダ峡谷担当)、確かに第7軍団は前進配置にあり
中央第5軍団に対するWTOの側面から突き上げる体制を取っています。
(WW2バルジ戦における第3軍的な位置)
しかし、リフォージャー演習で分かる通り、常駐とはいえ完全状態ではありません。
その増援を待つ数日間は耐えるしかないのではないのですか?
(しかも、80年代のリフォージャーの主部隊は第7軍団)
0591Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/13(日) 16:49:49.12ID:vII4bIFCもちろん戦車軍(TA)に対し諸兵科連合軍(CAA)は進出距離に劣ります。
しかし、CAAも立派な完全機械化部隊であり、そのTAとの違いは
全体の1/3が戦車師団(AD)かMDかの違いにすぎず、そのADとMDの違い自体、ソ連の場合そう大きくはありません
(ただし東欧部隊の場合。これは自動車化狙撃師団(AD)にも言える話ですが)
(米軍のADとMDの違いがわずかなのはご存じと思いますが、ソ連でも同様です
(繰り返しますが、特に80年代東欧廃部部隊においては)
0592Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/13(日) 16:58:42.45ID:vII4bIFC>その中間に極めて流動性の高い任務を持つ集団(OMG)を入れることは、作戦的妥当性として論理破綻してませんか?と。
していません。
部隊の目的が違うからです。
>どこかでOMGを第2梯団に超越させるより、素直にOMGに増援を与えて戦果拡張する方が普通でしょ。
OMGの方が、第2梯団より遠距離を指定されていた模様。
あくまでもOMGがマニューバーウォーフェアの文脈で理解すべき概念であり
米軍がヘリや航空、さらには遠戦火力で行おうとしていた、後方混乱、後方打撃に近い意図があります。
だから縦深戦闘(DeepBattle)なのです。
「Soviet Military Operational Art-in Pursuit of DEEP BATTLE」David M.Glantz with a Foreword by General Carl.E.Vuono
グランツ本の副題に注目
0593Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/13(日) 17:01:11.39ID:vII4bIFCあ、何回か書き直していた間にずれた。ごめんなさい。
AD=戦車師団/機甲師団
MD=自動車化狙撃師団/機械化歩兵師団
で変換よろ
ということで、ちょいと出かけてきます。
(時間の無いときに長文かいて推敲してると駄目やね)
0594名無し三等兵
2016/11/15(火) 22:19:42.43ID:xxw9OOiKこの話題をこのスレで触れるのは、トロツキーの世界同時革命路線がトハチェフスキーの縦縦作戦理論に思いっきり影響を与えているからで。
国内の白軍を制した後、ポーランドに攻め込むも、ワルシャワ前面でポーランド軍の阻止火力の前に大敗。
それで、縦深においても火力を維持するために縦深作戦理論が開発されたと。
ある意味、政治路線の正当化とリンク。
この敗戦のとき、隣接部隊の政治将校で、協力不備の責任を取らされて解任されたのが同志スターリン。
コミュニストは執念深い。一族郎党皆殺しにしたし。
0595名無し三等兵
2016/11/15(火) 22:44:28.08ID:xxw9OOiK第7軍団の基幹2コ師団、西独師団とカナダ旅団は完全編成でしょ。
ここからペルシャ湾に移送されたとき本国と分断されてた気配はない。(「熱砂の進軍(上巻)」)
対抗演習でも第5軍団がフルダ峡谷で防御、第7軍団が攻撃。
東独駐留のソ連軍が即事侵攻してきた場合は、第5軍団がエリアディフェンスしてソ連の南部集団を拘束し、第7軍団は、おそらくドレスデンを目標に攻勢転移したでしょ。
行動距離は400km。湾岸戦争の左フックとほぼ同じ距離。
(当初のASSY〜LD〜OBJ)
0596名無し三等兵
2016/11/15(火) 22:49:16.88ID:xxw9OOiKただし、小説では、それだと海軍の見せ場が無いから、何らかの政治要因でNATOの動員が遅れるのが定番。
0597名無し三等兵
2016/11/15(火) 23:01:12.01ID:xxw9OOiK>>592
戦車を基幹とする部隊の攻撃計画の特長は、敵の出方に対応して分岐を多数設ける、また、無線一つで基幹部隊がそれに対応して攻撃方向を変換できる。
OMGの攻撃計画の無数のブランチに連携して、第2梯団の攻撃計画を重ねるって、あり得ないというか、意味がない。
0598名無し三等兵
2016/11/15(火) 23:06:11.46ID:xxw9OOiK本質的に火力戦世代で、世代的な意味での機動戦世代では無いでしょ。
0599名無し三等兵
2016/11/16(水) 18:01:25.95ID:x8kwoiJL40代自転車操業者専用カードローン
40代社員駄菓子不買運動
0600Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/16(水) 23:37:28.75ID:dcfAn31n>第7軍団の基幹2コ師団、西独師団とカナダ旅団は完全編成でしょ。
第7軍団は>590で示したように当時は
第1機甲師団
第1歩兵師団
第3歩兵師団
の3個師団基幹
なお、部隊としては完全編制ですが、兵員の充足は増援が必要
(装備は予め欧州に集積済)
>596
>本来的は、米国もアホじゃないから、ソ連の東独集団が増強されはじめたら、平時の段階で増強したでしょ。
本来的には、米軍もアホじゃないから、平時の増強完了を前提に計画は立てないでしょ。
>597/598
OMGは混乱誘発部隊です。
なぜ普通の攻撃計画と同じ文脈で考えるのですか?そこがそもそもの誤解ではないのですか?
>本質的に火力戦世代で、世代的な意味での機動戦世代では無いでしょ。
世代???
WW1の独突撃隊やWW2の独機甲師団が機動戦ではないと?
0601Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/16(水) 23:40:35.02ID:dcfAn31n>戦車を基幹とする部隊の攻撃計画の特長は、敵の出方に対応して分岐を多数設ける、また、無線一つで基幹部隊がそれに対応して攻撃方向を変換できる。
自動車化狙撃師団も出来ますよ。
自動車化狙撃師団も機械化歩兵の比率が多いとはいえ、本質は機甲部隊です。
(ただし東欧のカテゴリーAに限る。そしてOMG指定されるのはそれらの自動車化狙撃師団)
0602Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/16(水) 23:53:30.06ID:dcfAn31n繰り返しますが、CAAにはMDだけではなくADも配属済というのも忘れないで
0603名無しスター☆リン ◆8.JoyiBhb7xi
2016/11/16(水) 23:56:12.48ID:p5OQAkSZ独立戦車大隊の有無によるということですか?
それと東欧配備のOMG予定部隊であれば、戦車師団だけでなく自動車化狙撃師団の戦車連隊も砲兵大隊が平素から配属されているのですかね?
0604Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/17(木) 00:02:24.50ID:tNMYQwFR>独立戦車大隊の有無によるということですか?
他にもいろいろ
>それと東欧配備のOMG予定部隊であれば、戦車師団だけでなく自動車化狙撃師団の戦車連隊も砲兵大隊が平素から配属されているのですかね?
話の流れで例外的話題にはまってますが、実際の東欧OMG部隊は基本TAです。
そのTAに配属のMDにも一部には砲兵の増派があった模様
(そのOMG指定のTA自身も梯団攻撃を行うのと、物量の問題で全師団の増強まではしてなかった模様)
0605Lans ◆cFcS.yrpJw
2016/11/17(木) 15:28:12.64ID:JAvl2O7Cさらに調べたところ、どうやら当時
第1歩兵師団はFort Riley(カンザス州)
=1st Infantry Division (Mechanized), Fort Riley, KS, OPERATION REFORGER unit. POMCUS Set 1 depots at Mannheim.
戦時配属「予定」のカナダ第1歩兵師団は Kinfston(カナダ)
=1 Canadian Division (Forward)note 1, Canadian Forces Base Lahr, FRG
は前進配備の第4機械化旅団が独の前進基地に
=4 Canadian Mechanized Brigade Group, CFB Lahr, FRG
残りの第5機械化旅団はカナダのケベックに
=5 Groupe-brigade mecanise du Canada, CFB Valcartier
結局、欧州には
第1機甲師団(Ansbach)
第3歩兵師団(Wurzburg)
カナダ第1機械化師団の半分(CFB Lahr)
の2.5個師団が駐屯
第1歩兵師団
カナダ第1機械化師団の半分
の1.5個師団が来援予定
ただしカナダ師団は本来はCENTAG直轄であり、
反撃発動時に第7軍団に配属予定だったらしい。
第7軍団エリアも当然、WPOの初動攻撃を受けるでしょうし、
その中で初動から第7軍団の攻勢発動は無理ではないのですか?
0606名無し三等兵
2016/11/18(金) 16:50:43.35ID:/BmZtarOすぐ隣に防衛省の背広組の官舎があるのですが、
自分の家の窓にUSB接続のwebカメラを貼り付けて、そこの動画を撮影し続け、
学会本部に送っていました。
別に大したものは写っていません。ゴミだしとか奥さんが子供を遊ばせている所とか。
官舎が老朽化し使われなくなってから、
今まで法人税(うちは自営業です)をほぼ払わなくても済んでいたのが、
もう守ってやれないのでこれからは満額申告するように言われました。
納得がいかないと言うと、君は自業自得で餓鬼地獄へ落ちる、
朝夕南無妙法蓮華経と三千回ずつ唱えて心をきれいにしなさいと言われ
馬鹿らしくなって脱会しました。
それ以来、どこへ行くにもぞろ目ナンバーの車につけまわされたり大変な日々です。
全部自分の出来心から始まった事で、どこに訴えて出ると言う訳にもいかないのですが、
なんとかあの人たちと縁を切った上で新しい始まりを迎える方法はないんだろうか。
0607名無し三等兵
2016/11/19(土) 01:40:14.60ID:bRX6qjU6>シュトゥットガルトの米第7軍団
基幹部隊は、米第3歩兵師団、米第1機甲師団に加え、独第12装甲師団をお忘れなく。
充足率は手元にないが、駐屯兵員数は11万とあるから、スケルトン部隊ではない。
充分な即応性はあるでしょ。
0608名無し三等兵
2016/11/19(土) 01:52:05.28ID:bRX6qjU6>ww1の独突撃隊、ww2の独装甲集団
ドイツ人自身が、特に「教義」として「電撃戦」を確立したとは言っていない。
彼らとしては、「モルトケ以来の作戦的な運用の復権」 と捉えています。
さらに、戦後のリデル・ハートの影響かと。
これは定説だろうけど、教義としての「機動戦」はボイドのOODAループの確立が前提でしょ。
萌芽なら、ギリシャ・ローマからチンギス・ハーンまでいってまう。
0609名無し三等兵
2016/11/19(土) 02:00:17.45ID:bRX6qjU6>ソ連の機械化師団の柔軟性
あるとは言い難い。
目標奪取の時間から逆算して突撃線、戦闘隊形展開線、移動弾幕を決めて、時間計画をつくってしまうから。
師団内で言葉すら通じない兵士もいるから、これ以外に諸兵科を律する手段がない。
だからエアランドバトルでカモれると計算してるわけで。
0610名無し三等兵
2016/11/19(土) 02:16:23.16ID:bRX6qjU6>米第7軍団エリアに対するワルシャワ条約機構軍の攻撃
チェコ・スロバキア軍ですw。
装備の機械化は遅れ、共産主義へのローヤリティは低い。
実際に89年にビロード革命で共産政権が崩壊し、ベルリンの壁崩壊の端緒になる。
ソ連の第1梯団軍が侵攻した段階で第7軍団がチェコを崩壊させれば、一気にザクセン地方を奪取して中部、南部ソ連軍の兵站を切断することも可能。
逆に言えば、それが抑止力。
0611名無し三等兵
2016/11/19(土) 02:27:04.15ID:EzmDRVwU東独将校・将軍がロシア語わかりません問題は結局解決したんだっけ?
0612名無し三等兵
2016/11/19(土) 02:29:17.70ID:bRX6qjU60614名無し三等兵
2016/11/19(土) 11:30:49.70ID:4rXDO6Rx>行き過ぎた愛国心が利敵行為につながる
「行き過ぎた平等(反差別)が利敵行為として実践されてる今」に対応する
という考えの方が思考停止にならないと思います。
0615名無し三等兵
2016/11/19(土) 15:58:13.00ID:uvRKwi4mhttp:// daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1479534716/
0616名無し三等兵
2016/11/20(日) 14:11:51.70ID:5P+CG0QEバルト海にアメリカ海軍が侵攻してきた場合、主導権を失う可能性が高い。
0617名無し三等兵
2016/11/20(日) 14:24:32.89ID:5P+CG0QEで、中距離核への依存を強めていくが、チェルノブイリで裏目にでる。
軍事、非軍事の多面的なアプローチの中で東欧の共産主義政権は連鎖崩壊し、駐留ソ連軍は燃料横流しで自走すらdwきず、西ドイツに燃料出してもらって惨めにロシアに逃げ帰った。
これが教科書が教えない、プーチン派が触れない冷戦の終末段階やね。
0618名無し三等兵
2016/11/20(日) 14:37:38.64ID:5P+CG0QE誰が国土で核兵器使用を公言する奴を支持するかっての。
総合的な国家戦略として、通常兵器による国防は必要だし、核兵器の先制使用に頼ると政治面で正統性を失い滅びる。
金正恩とプーチンの死期はそう遠くない。
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