※1:蜂起については政治経済を直撃する短期決戦型の都市型蜂起(共産革命方式)と
   累積戦略をベースとする長期戦前提の農村/郊外型蜂起(中国/ベトナム方式)がある。
  また、初期を農村/郊外型で行い、最終段階の決戦蜂起を都市型として行う段階的な変化もありえる。

※2:潜伏期の摘発においては、大規模検挙を続けた場合、潜伏組織側が暴発する場合がある。
  (平和的国外退去も含む=これは組織崩壊を意味し潜伏組織側にとって大規模検挙と同義)
  その場合、母国側では救援か見捨てるかの選択を迫られる。
  救援の場合、最悪、武力介入という形になるが、蜂起側の主題が政府転覆にある以上
  そのまま全面戦争に拡大する可能性が上昇する。

  つまり急速な大規模検挙は、どの勢力も意図しない行動を強いられる事になり
  誰も望む結果を得られない可能性が高い。

  ・治安側:全面戦争の誘発、さらには蜂起による国土・経済の荒廃
  ・蜂起側:準備未完状態での蜂起強要=成功の可能性が少ない
  ・母国側:意図しないタイミングでの介入強要。失敗リスクの高い準備未完での介入を余儀なくされる