『ニイタカヤマノボレ ヒトフタマルハチ』

1941年12月7日ハワイ島真珠湾
大日本帝国からの宣戦布告を受け、出撃の準備を整えつつあった
太平洋艦隊を巨弾が襲った
戦艦主砲と思しき砲弾は、港内の艦艇大部分に被害を与え
さらに港湾施設や油槽、飛行場に甚大な被害を与えた
被害を免れた他の島から偵察機が捜索に向かったが、周辺の
いずれの海域にも日本艦隊の姿は無かった

そして開戦に伴い日本から退去してきた米国民間人から奇妙な話が
聞かれることとなる 曰く「台湾北部の山の西側斜面に長大な筒状の
構築物が建造されており、開戦の日にはその辺りから断続的に
轟音がひびいていた」と

目撃者への聞き取り調査をまとめて科学者グループが見いだした
結論は『多薬室式の超長距離砲』だった
そして、この情報はイギリスがドイツ経由で入手した情報により確実な
ものとなり、さらに太平洋艦隊を消失したハワイ諸島へ向けて
連合艦隊が出撃している(らしい)との報がもたらされた

目的は「ハワイ島マウナケア山の奪取」

アメリカ軍は気付いた
台湾から撃ってハワイに届く大砲を、ハワイに設置すれば容易に
米本土へ届くのだと


えーと、コレ あえて日本軍視点は一切排除して、連合軍側の視点
のみで描写します(なんで日本がそんな技術持ってるのか?という
説明を考えるが面倒だしw)