F-35A,B,Cのどれか一つの中止を考えてみましょう。

 F-35A中止はもっとも安く、もっとも輸出が期待されると同時にF-35開発契約国が
もっとも要求しそうな機体です。米単体でも下手すると50%高価になるといわれる
F-35Cに切り替えても節約にはならないでしょう。
 F-35Bは海兵隊が大反対するでしょうし、英は仮にF-35Cに逃げることが可能であっても
空母開発に多大の費用増加と遅れが生ずるでしょうし、スペインはお手上げ。
現在のハリアー後継を独り占めできる機体を投げることは大変考えにくい。
 F-35Cは開発費用、期間がかなりかかりそうな上、高価、しかも必要とするのは米だけとも言えます。
しかも米海軍はF/A-18E/Fの増産続行中、AESA搭載などの改良によって性能アップも十分期待でき、
E/A-18Gグラウラー電子戦機との共通性も考えると、中止はなくとも大幅な延期ぐらいはありそうです。