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1943年1月に封鎖突破船によって輸入されました。
日本が輸入した最後のドイツ機です。
福生飛行場や所沢飛行場で試験飛行を行い、当時量産中の飛燕、鍾馗、隼、開発中の
キ−84などと模擬空戦を行っています。

また、陸軍審査部、明野飛行学校の操縦士たちによって評価が行われ、加速性能と急降
下性能が非常に優れているとされ、進歩的な操縦士達には非常に好評でした。
一方、技術的なものとしては、徹底的な量産構造、艤装、各システムの作動が確実な点が
評価され、発動機関係の取り回しについては、飛燕を五式戦に変更する際の参考になりま
した。