■救難活動最後の砦■  〜よみがえる空〜

ーRESCUE WINGSー

http://www.rescue-w.jp/

だが航空自衛隊の航空救難団は、自衛隊員を救出するためだけの組織ではない。
事故を起こした民間機、難破船からの漂流者、洪水などの災害で取り残された人々……そういった事故や災害が発生した際に出動要請を受け、民間人を救出することもあるのだ。
通常そういった任務には、警察や消防、海上保安庁といった組織があたる。
だが、大災害で人員が足りない場合などのほか、悪天候などの理由により、海上保安庁のヘリなどが出動困難な場合、空自の航空救難団に要請がかかるのだ。
なぜなら空自の航空救難団は、所持しているヘリコプターなどの機材の性能、そしてパイロットや救難員などの人員の技量が、他の組織と比べてもトップクラスのレベルだからだ。
彼らは最後に出動し、最も困難な状況に立ち向かって人命を救出する"最後の砦"とも言える存在なのである。