製造業と一部産業以外はまだアメリカより劣ってるらしいよ(世界中の国がそうだが)。
問題は、だとしたら日本の大部分の産業はまだまだキャッチアップ型で成長できるということなんだよ。

現にものづくり大国と言われながら、80年代と90年代の生産性上昇率を比較すると、
製造業はその他の産業よりもむしろ鈍化している。逆に非製造業は80年代とほぼ同等の伸び率。
つまり90年代の停滞は、少なくとも非製造業の責任ではないし、構造改革が必要だとすれば、
それは製造業だったということになる。けれど日本経済全体で見れば、製造業はその3割を
占めるに過ぎず、製造業の生産性停滞が日本経済全体の足を引っ張っていたとは考えがたい。
要するに構造改革は現下の不況の処方箋ではまずありえないということなんだよ。

マスコミ懐疑的な人の多い2chにあってすら、専門外の領域では丸きりその論調を
鵜呑みにしているのは、仕方ないといえば仕方ないのかな。