666高地に到着した騎兵中隊は、すぐに700要塞の観測を始め、その恐るべき姿を軍本部へと報告した。
―報告より抜粋―
敵要塞は、前面の機銃座は300、同じく砲座が野砲級26、野戦重砲級13、要塞主砲として25センチ程のカノン砲を3門ほど。
ただし野砲級は双連砲架の数である。
歩兵出口は、200メートル間隔で設けられ、幅約6メートル深さ不明の対戦車壕が所々に橋がありながら設けられている。
横に関しても、ほぼ同様の規模の工事がなされている。
しかし、要塞後背へ挺身偵察へ行った小隊の報告によれば、工事未了の部分と思われる新しいべトンの壁を確認した。また、比較的破壊しやすいと思われる要塞出口も確認。
要塞上面には、平坦な地点があり、空挺降下が容易であるとも思われる。