首都圏で2009年、婚活サイトなどで知り合った男性3人に睡眠薬を飲ませた上で練炭を燃やし、一酸化炭素中毒で殺害した罪などに問われた木嶋(現・土井)佳苗被告(42)の上告審弁論が10日、
最高裁(小貫芳信裁判長)で開かれ、弁護側は「男性らは自殺の可能性がある」と無罪を主張した。

木嶋被告は一審で、デートクラブを介し20人弱の男性と愛人契約を結んでいたことを認め「本来持っている機能が普通の女性より高いと褒めてくださる方が多い」と臆面もなく“名器自慢”して法廷中を仰天させた。

上品で甘い言葉遣いや午前と午後で装いを変える“法廷ファッションショー”など、裁判をひたすら女子力アピールの舞台としたが、直接証拠がないにもかかわらず一審、二審ともに死刑判決が出た。

同被告は裁判中も支援者を通じてブログ「木嶋佳苗の拘置所日記」の更新を続け、有料チャンネルでは自らの生い立ちや家族関係、初体験、援助交際などこれまでの半生を生々しい性描写とともに描き出し、
自伝的小説「礼讃」を出版。また15年には支援者の男性(60代)と獄中結婚していた。

上告審では刑事被告人は出廷しないため、この日は姿を見せなかった。ブログによると、東京拘置所を「小菅ヒルズ」と呼び「(支援者に)シルクの手袋の差し入れを求めた」
「ビスケットをリクエストするとクリームサンドクラッカーが届く確率高し。以前は花柄のコーヒーカップだったはずなのに白いティーカップになってる…」と逮捕前と変わらぬセレブぶりを披露している。

「旦那との面会でブラジャーを見せたら(支援者には)おっぱいを見せたと伝わっていた」などと夫婦間のこともユーモアを交えてつづっている。早ければ年度内にも判決が言い渡される可能性がある。

http://news.livedoor.com/article/detail/12661180/
2017年2月11日 17時0分 東スポWe