少女誘拐・監禁で求刑 男“おなかすいた”
2017年7月25日 15:13

中学生の少女を誘拐し、2年にわたり監禁した罪などに問われている男の裁判で、検察は懲役15年を求刑した。それを聞いた男は法廷で、「おなかすきました」と述べた。

 寺内樺風被告(24)は、2014年3月、埼玉県朝霞市で当時中学1年生の少女を誘拐し、2年にわたり少女を自宅に監禁した罪などに問われている。

 25日の裁判で、検察は、「被害者だけでなく、家族の生活も一変させた事件は極めて悪質で重大だ」として、懲役15年を求刑した。
一方、弁護側は、「被告は統合失調症で責任能力は限定的だ」と主張した。

 裁判では、監禁された少女の母親が意見陳述を行い、涙ながらに、「娘はいまだに苦しんでいる。被告がまた社会に出ることが不安です」と述べたが、
寺内被告は時折、笑みを浮かべながら聞いていた。そして裁判長から最後に言っておきたいことがないかを問われると、寺内被告は「おなかすきました」と述べた。

判決は来月29日に言い渡される。

http://www.news24.jp/sp/articles/2017/07/25/07367865.html