http://dic.nicovideo.jp/a/%E8%A5%BF%E5%B1%B1%E4%BA%8B%E4%BB%B6
概要

1971年の日米沖縄返還協定に際しての密約について、毎日新聞の西山記者が、外務省女性事務官に酒を飲ませた上で
半ば強引に性的関係を結び、その関係を背景に外務省から機密文書を持ち出させたとして、国家公務員法違反(機密漏洩罪)
で起訴された事件。西山は報道の自由などを根拠に無罪を主張したが、最高裁では性的関係(しかも酔わせて強引に結んだもの)
を背景とした取材行為は正当な範囲を逸脱しているとされ、1978年に有罪が確定した。 (以上、最高裁判所判決の事実認定等より。)

毎日新聞社はこの事件により1972年4月には夕刊紙面上で謝罪文を掲載するなどしたが、国民的な非難は避けられず、
販売部数が激減。1977年には倒産を経験している。(その後、聖教新聞の印刷受注などにより経営再建を図った。)

再び脚光を浴びる西山事件

2010年3月に民主党政権から上記密約の事実が公表され、毎日新聞は紙面上で盛んにこの密約への批判や、当時の西山による
事実暴露の正当性を主張し始めている。

しかしながら、上記のとおり西山が「女性に酒を飲ませて強引に性交渉を結び、その関係を元に機密文書の盗み出しを強要した」と
いう事実は最高裁にも認定されており、例え密約が事実であったとしても、この西山の行った行為が正当化されるわけでは
ないとの批判の声もある。

また、強引に性的関係を結ばされ、盗み出しを強要された女性事務官は、既に他界しており、一方の当事者が反論できない状況下で
過去の自社の行為を正当化することが、果たして社会正義の実現を標榜するメディアとして正しいのか、という批判も呈されているところである。


↑まじかこれ?