小原勝幸を容疑者とする梢B殺害事件の1年前、
殺害事件の被害者とは無関係の、小原勝幸を被害者とする傷害・恐喝未遂事件について
小原関係者に言い分があり、加害者に処罰を求めるなら
速やかに告訴もしくは告発すれば良いだけである。

そうすれば、傷害・恐喝未遂事件における警察の怠慢なるものも 解消されるのだ。

しかし、告訴・告発することは小原関係者にとって拙いのかもしれない。

いつまでも『被害者たる小原』を演じるためには告訴ができない。
告訴してしまえば、白黒はっきりするからだ。
示談が成立したり、誰かが処罰されてしまうと、一件落着あるいは一事不再理、
もはや小原は被害者ではなくなるのだ。

小原が延々と被害者でいるためには、誰かに脅され恐喝されていた件を、
解決せずに継続していかなければならないのか・・・