*Z氏犯行説の場合のシナリオ
6月3日 小原と梢A、久慈署に脅迫被害届提出。
6月22日 小原の弟、脅迫の件で取り調べ受ける。
   (時期不明だが、Z氏も取り調べ受ける。Z氏の証言)
6月28日
11時  盛岡の競馬場近くで梢Aが小原から逃げ出し、電車で実家の宮城へ。
    小原は所持金千円で、ガソリンも少ない。(部屋なし、仕事なし)
    盛岡の知人Bに金を借りようと連絡。
12時頃 B、Z氏にチクる。Z氏は小原を探して盛岡に来ていた。
    小原、Z氏にリンチを受け右手三か所負傷。
    「被害届を取り下げろ、さもないと殺す」
    「梢Aがいないからすぐには無理」
    「連れてこい。お前が逃げ出さないように人質として預かる。」
14時頃 梢Aの携帯に被害取り下げをするから一緒に来てくれと何度もメール
    小原、宮城へ。監視役にBかZ氏が同行。
21時頃 梢Aから実家に帰ったとワンコール。梢Aを連れ帰るのを断念。
    ターゲットを梢Bに変更。 
22時半 梢Bをコンビニに呼び出す。拉致、もしくは説得して、身柄は盛岡で預る事に。
    「被害届取り下げるまで返さないからな」
6月29日 
02:14  小原ガソリンスタンドで給油。右手に布。
7時頃  小原から梢Aに写メ。
    「被害届を取り下げるからもう一度盛岡にきてくれなきゃ困る」
     負傷している右手を強調、リンチを受けているというメッセージを込める。
9時頃  小原、田野畑の弟の家に着。
19時半頃 病院で治療。指五本が機能障害、握力ゼロ。
     医師「壁にぶつけた傷じゃない」=人を殴った傷じゃない
6月30日 
12:19 小原が三男にメール。
    「久慈の警察に電話してZの件、取り下げようとしたら駄目だった」
日中   恩師山田談
    「電話で刑事と話し合っていた。理由を聞くと、「Z氏とトラブルがあって、
     その人を相手に恐喝事件として被害届けをだしてある」と答えた」
20時半  父親が電話で千葉刑事に被害届の取り下げを求めが却下される。
7月1日 
日中   恩師山田談「特に変わったところはなかった。
           頻繁に携帯が鳴る。千葉刑事と話をしていた」
不明   しびれを切らしたZ氏とB,梢Bを殺害。二人で遺体を橋から投げ捨てる。
     Z氏から電話「人質が騒いだので殺した。ぐずぐすしているお前のせいだ。
     わざと見つかりやすい場所に置いた。警察の捜査でお前が犯人になる。
     俺のことをしゃべったら家族全員殺す」
16:30   川井村山中で身元不明遺体発見。
20:00  小原の態度が急変。山田に抱きついて泣きじゃくる。
    「もう田野畑にはいられない」車が通ると「警察が来たんじゃないか、見に行ってくれ」
     写真や神社お守りなどを山田に渡し、「形見と思ってくれ」
21:00  缶ビール飲んで自損事故。目撃者談「もうおれはおしまいだ、死ぬしかない」
7月2日 
7:00  父「8時になったら駐在に行って事故を届けろ」
    小原「千葉刑事と会う約束をしているから、久慈に行かなければならない」
不明  Z氏から電話。「どこかで自殺偽装して失踪しろ。匿ってやる」
8:30  鵜の巣断崖到着。家族・知人に自殺ほのめかす電話。
10:40  三男に最後の電話。「今、自殺の名所にいる。来たら飛び降りる」
不明  Z氏とBが車で小原をピックアップ。以後行方を晦まし、安否不明。