山口市の社会福祉法人るりがくえん(内富俊隆理事長)が運営する知的障害者福祉施設で前園長らが
入所者を虐待していた問題で、山口県は24日、
施設に対する特別監査で約6年間に10件の虐待があったとし、運営改善を指導した。
県によると、1998年9月、男性入所者=当時(19)=が男性職員の頭を3回殴ったため、
職員は拳で顔を殴り返し前歯1本を折ったほか、2001年9月には村上修好前園長が、無断外出を繰り返した
当時30代の男性入所者の脚を鉄の鎖で1週間縛るなど、1998−2004年に10件の虐待があった。
同法人は、来月22日までに改善措置をまとめた文書を県に提出するという