この事件は決定的な証拠が無い。自白のみ。そして誰かが嘘をついている。奥西か奥西と酒を運んだ女性。証言が一致しない。しかしこの女性がなんのために嘘の証言を言う必要があるか?酒を運ぶのを普段消極的な奥西がなぜ率先したか。
事件直後のパニック時になぜ奥西は横たわる妻の近くで冷静にうなだれていたか?
奥西が妻には酒を飲むなと言ったのはなぜか?これだけ怪しい行動があれば、限りなく黒に近い。しかし自白は警察の虚像だ。
奥西は妻を殺す気は無かった。愛人と別れる原因になった村の女達と自分を捨てた愛人に復讐したかったのと違うだろうか?
もし全てが偶然で白の場合やはりせまい村の中、男女間問題は裏で奥西以外もあったかもしれない。もしくは女達の派閥問題、奥西の愛人もかなり虐められてたようだし
狭い村のなかの憎悪が存在したのかもしれない。